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「VAIO Fit 14A」を動画で見る――ノートPCの新定番スタイルになれるか?“2 in 1”を一般ユーザーへ(2/3 ページ)

ソニーが11月16日から順次発売する「VAIO Fit 13A/14A/15A」は、“2 in 1”のPC体験を幅広いユーザー層に普及させる狙いがある。カギとなるのは「ノートPCとしてもまったく違和感なく使える」独自の変形機構だ。

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VAIO Fit 14Aの変形機構を動画でチェック

 VAIO Fit 13A/14A/15Aの外観は一見、普通のクラムシェルノートのようだが、天板の中央付近を走る1本の黒いラインが「ほかと違う何か」を予感させる。実際、このラインから天板が真っ二つに折れて、液晶ディスプレイがくるりと180度回転する機構を備えているのだ。ソニーはこの特殊なヒンジを「マルチフリップ」と名付けている。

 キーボードの上部には誤回転防止用の「ディスプレイロックスイッチ」があり、このスイッチを「LOCK」から「RELEASE」に切り替えることで、液晶ディスプレイ部を自由に回転できる。液晶ディスプレイはスイッチだけでなく、マグネットでしっかり吸着する仕組みなので、ガタツキなどはまったくない。適度な力を加えることで、液晶ディスプレイがスムーズに回転する。

 この機構により、通常の「キーボードモード」ではクラムシェルノートと同じ使い勝手のキーボード+タッチパッドによる入力環境を提供しつつ、動画や写真の閲覧では液晶ディスプレイを反転させた「ビューモード」へ、タッチ操作やペン入力では反転した液晶ディスプレイを閉じた「タブレットモード」へと、利用シーンに応じて最適な3つのモードに変形することが可能だ。モードの切り替え手順は一度覚えてしまえば、迷うことはないだろう。

 キーボードモードでは天面に配置された変形機構がユーザーの目に入らず、液晶ディスプレイを開けた状態の見た目はクラムシェルノートそのものだ。これならば、確かに従来のノートPCに慣れていて大きな変化を望まない保守的な一般ユーザー層にとっても、違和感が少ないと思われる。

 ここではVAIO Fit 14Aの変形機構を写真と動画でチェックする。

正面から見ると、クラムシェルノートそのものの「キーボードモード」(写真=左)。天板は中央付近に1本のラインが走っており、デザインのアクセントにもなっている(写真=右)。天板とパームレスト面はヘアライン加工のアルミニウムで質感がよい
天板の黒いラインは約2ミリ幅でゴム製のヒンジになっている(写真=左)。キーボードの上部に「ディスプレイロックスイッチ」があり、このスイッチを「LOCK」から「RELEASE」に切り替えてから、液晶ディスプレイを回転させる(写真=右)
天板が折れ曲がって、液晶ディスプレイ部だけが180度回転する仕組み。回転した様子を側面(写真=左)、キーボード側(写真=右)から見るとこうなる
液晶ディスプレイを反転させた「ビューモード」は、動画や写真の閲覧に適している(写真=左)。ビューモードのまま液晶ディスプレイを閉じると、大画面のタブレットとしてタッチ操作が行える「タブレットモード」になる(写真=右)。筆圧対応のデジタイザスタイラス(ペン)も利用可能だ(VAIO Fit 15Aの店頭向け最上位機のみ標準添付、ほかは別売)
VAIO Fit 14Aの変形を横から見た様子。「キーボードモード」で液晶ディスプレイを開き、ディスプレイロックスイッチを解除し、液晶ディスプレイを回転して「ビューモード」へ移行。そのまま液晶ディスプレイを閉じて、「タブレットモード」として利用するという流れ
VAIO Fit 14Aの変形機構を前から見た様子。変形機構が分かりやすいように、何度も液晶ディスプレイを開閉した
VAIO Fit 14Aの変形機構を後ろから見た様子。天板が黒いラインから真っ二つに折れ、液晶ディスプレイが反転する様子が分かる

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