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タッチ対応で4万円台――「LuvBook C」はWindows 8入門機に最適か?そんなに安くてだいじょうぶか?(2/2 ページ)

タッチ対応11.6型液晶ディスプレイを搭載して4万円台という、低価格なWindows 8搭載ノートPCがマウスコンピューターから登場した。早速その実力を見ていこう。

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パフォーマンスは価格なり、静音性は優秀

 それではベンチマークテストのスコアを確認してみよう。評価機のスペックを改めて記載しておくと、Celeron 1037(デュアルコア1.8GHz)、Intel HD Graphics(CPU内蔵)、メモリ8Gバイト、500GバイトHDD(5400rpm)、Windows 8 64bitという内容である。

CrystalDiskMark 3.0.2の結果

 エクスペリエンスインデックスのスコアは、メモリが7.5と高いが、プロセッサ、プライマリハードディスクが5.9、グラフィックスは4.6と、廉価モデルなりのスコアといえる。

 CINEBENCH R11.5のスコアからはビデオ編集、画像編集などといった処理は少し荷が重そうだ。CrystalDiskMarkのスコアから見るHDDの性能は、2.5インチ5400rpmのモデルとしては一般的な水準といえる。SSDはもちろん、ハイブリッドHDDなどと比べてもランダムアクセスの性能では大きく見劣る。PCMark7もストレージの性能が大きく影響するテストだけにスコアは振るわない。それでもAtom Z2760搭載タブレットなどよりはよいスコアをマークしている。

 もっとも、使用感としてはベンチマークテストのスコアのイメージほどは悪くない印象だ。メモリが8Gバイトと多いこともあるし、Windows 8自体が操作感の「軽い」OSであることも影響しているだろう。

CINEBENCH R11.5(画面=左)とCINEBENCH R15(画面=右)の結果

PCMark 7(画面=左)と3DMark(画面=右)の結果

 bbench 1.01で計測したバッテリー駆動時間は3時間58分と、本格的にモバイルで使うには少々頼りない。このあたりもやはり価格なりというところだろうか。動作音は、アイドル時や低負荷時も動作していることが分かる程度の音はするが、高負荷時もあまり大きくならなかった。発熱はボディ底面の排気口付近、吸気口付近を中心に熱を持つが、手がよく触れるパームレスト部分まではほとんど伝わってこないのが好印象だ。

手ごろな価格で初めてのWindows 8マシンにぴったり

 マウスコンピューターのWebサイトでの直販価格は4万9980円だ。高価なPCと比べれば性能、機能とも見劣る部分はあるが、大きな欠点もなく、うまくまとまっている。

 ボディは見た目ほどは軽くないが、モバイルはスマートフォンやタブレットですませるという人も多くなってきているので、モバイル用途でガリガリ使うというよりも、家庭で使う低価格な省スペースPCとして見たほうがしっくりくるかもしれない。タッチ操作に対応している点も、タブレットやスマートフォンに慣れているユーザーならなじみやすいと思われる。

 スマートフォンやタブレットで撮った写真を保存管理する、あるいは学校や仕事で使うオフィス文書のちょっとした編集を自宅でするために手ごろなPCが欲しいと考えているユーザーにとって、非常に魅力的な選択肢だ。

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