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これが未来のデスクトップPC!? 次期省電力APU“Mullins”2014 International CES(2/2 ページ)

AMDはInternational CESで1月14日に投入を予定している次期メインストリームAPU「Kaveri」の概要を示すとともに、次期低消費電力版APU“Mullins”を採用した超小型デスクトップPCなどを披露した。

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ノートPC向けの最新グラフィックスをアナウンス

Mantleの最新動向などをアップデートしたマット・スキナー副社長

 一方、グラフィックスではノートPC向けの新製品として「AMD Radeon R9 M290X」と「Radeon R7 M265」、「Radeon R5 M230」の3製品をCESに合わせて発表することを明らかにしたほか、同社独自のグラフィックスAPIとなる「Mantle」の対応状況についても説明した。

 同社でグラフィックスビジネスを統括するマット・スキナー副社長は「3つのゲームエンジンがMantle対応を進めており、今後ゲームデベロッパ5社から20以上のゲームタイトルが、Mantle対応としてリリースされる予定である」として、世界初となるBattle Field 4のMantle対応バージョンのデモを披露。最適化途中ではあるものの、DirectX 11版とくらべて45%のパフォーマンスアップを実現していることが示された。

ノートPC向けの新製品として「AMD Radeon R9 M290X」「Radeon R7 M265」「Radeon R5 M230」の3製品をCESにあわせて発表する(画面=左)。ゲームタイトルのMantle対応状況のアップデート(画面=右)

OxideのMantle対応ゲームエンジンの実働デモも披露されている(画面=左)。Kaveri搭載Steam PCも公開された(画面=右)

PCの再創造するAPU

 スー氏は、APUがもたらす演算性能の向上により、PCの再創造が可能になるという見方を示し、同社が市場投入を計画している次期低消費電力版APUの“Mullins”を採用した超小型デスクトップPCや、タブレットをゲームデバイスに変身させる“AMD Discovery Project”などを披露した。

 同氏が公開した、超小型デスクトップPCは、本体にカメラを内蔵し、テレビの上に載せて、ゲームやPC用途が楽しめるようにできるというものだ。一方、Discovery Projectは、ゲームコントローラやスピーカーを一体にしたドッグを、USB 3.0や電力供給もDisplay Port経由で行なうことができる「DockPort」を介してタブレットと接続し、最新ゲームタイトルを楽しみやすくするもので、今年のCESのInnovations Awardsを受賞している。なお、AMD関係者によれば、DockPortは、Display Port 3.0の機能の一部として正式統合されたことも明らかにされている。

AMDのクライアント向け製品ロードマップ(画面=左)。BeemaとMullinsのパフォーマンス(画面=右)

Mullinsを搭載した超小型デスクトップPCを披露するスー氏(画面=左)。Mullins搭載超小型デスクトップPCの前面にはカメラを搭載(画面=右)

液晶テレビの上に載せられた超小型デスクトップPC

その大きさは、スマートフォンよりひとまわり大きい程度(画面=左)。インタフェースはDisplayPort出力に加え、USB 3.0と電源供給を実現するDockPortのみ(画面=右)

AMD Discovery Projectのリファレンスモデルを披露するゲイブ・グラブニング氏(写真=左)。AMD Discovery Projectのリファレンスモデル(写真=右)

AMD Discovery Projectのリファレンスモデルの操作風景(写真=左)。Mullins搭載タブレットのデバイスマネージャー画面(写真=右)

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Bulldozer | AMD | Kaveri | APU


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