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“東芝印”の新生OCZが普及価格帯のSSDに殴り込み――「Vertex 460」徹底検証:840 EVOを追撃(4/4 ページ)
東芝グループ傘下で新たにOCZ Storage Solutionsへ生まれ変わったOCZが東芝製Toggle NANDを採用する「Vertex 460」を投入。その性能やいかに?
“東芝印”の新生OCZは普及価格帯のSSDで期待大
東芝グループ傘下となったOCZ Storage Solutions初の製品となるVertex 460だが、普及価格帯に優れたパフォーマンスをもたらす製品となりそうだ。しかし、米国での市場価格で比較すれば、競合となるSamsungの840 Evoや、そのほかの製品よりも、若干割高であるのも確かだ。
同社はその分、環境移行ソフト「Acronis True Image」用のライセンスキーなどが付属するため55ドル分の付加価値があるとアピールするが、やはり、そこはファームウェア更新によるパフォーマンスアップなどで応えてほしいところではある。
競合の普及価格帯製品との比較(画面=左)。Vertex 460のパッケージには、環境移行ソフト(ドライブイメージ・クローン作成ソフト)のAcronis True Image」のライセンスキーが付属。3.5インチドライブマウンタなどを含め、55ドル相当の付加価値があるとアピールする(写真=右)
その一方で、2013年12月上旬に、東芝への資産売却交渉が本格化し、1月21日(日本時間1月22日)に、東芝グループ傘下入りの発表と同時にアナウンスされた本製品は、まだまだ、東芝製フラッシュメモリへの最適化や改良の余地が残されているはずだ。さらに今後は、Indilinx製コントローラも東芝製NANDへの最適化が図られることも期待される。その意味で、わずか1カ月という短期間で、普及価格帯製品に東芝製NANDフラッシュのよさを生かせたことは十分に評価できよう。
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