ティアックは3月19日、光学ドライブなど製造販売するストレージデバイス事業の譲渡に向けた交渉を始めたと発表した。昨年にはPC向けOEM販売から撤退しており、事業の選択と集中を図るためとしている。
テストメディアの開発販売などを手がけるアルメディオ(東証2部)と交渉を始め、5月をめどに譲渡期日を決める予定。
ティアックの同事業では光学ドライブやフロッピーディスクドライブなどを開発・販売してきたが、低価格化が進んだPC向けOEMからは昨年3月に撤退。現在は産業用途向けに絞っている。
ティアックは昨年、ギターなどで知られる米Gibsonが子会社化。Gibsonは「TASCAM」ブランドのプロ用オーディオ機器などとの相乗効果を図る考え。
関連記事
- ローランド、音楽制作ソフト「SONAR」のCakewalkを売却 Gibsonに
ローランドは、音楽制作ソフト「SONAR」などを開発する子会社Cakewalkの全株式をGibsonに売却する。「継続的な事業拡大は難しい」と判断。 - ギターのGibson、ティアックを子会社化へ 資本・業務提携
「レスポール」などで知られるGibsonとティアックが資本・業務提携。ティアックはGibsonの子会社に。 - 矢野渉の「金属魂」Vol.22:存在の耐えられる“重さ”――TEACの光学ドライブ
PC USERのカメラマンとして活躍している矢野渉氏が、被写体への愛を120%語り尽くす連載「金属魂」。今回は、CD-Rドライブが最も熱かった時代までさかのぼる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.