片手で投げるのにちょうどいい形と重さ
ZOTACの展示ブースでは、得意とするMini-ITXフォームファクタマザーボードと、それを組み込んだコンパクトベアボーン、そして、グラフィックスカードをメインに展示している。
その中で、2014年のZOTACが最も力を入れているのがコンパクトベアボーンだ。これまでのZOTACコンパクトベアボーンは、カラーリングやイルミネーションなどの工夫はあったものの、基本的には“四角い箱”だか、COMPUTEX TAIPEI 2014では、“球”なモデルを展示している。
その「ZBOX Sphere Ol520」は、背面のインタフェース部分こそ四角い形をしているが、それ以外のケースはきれいな黒い球体だ。球体は上半分(北半球とついいってしまう)がぱっくりと外れる。取り外すと中のシステムボードを見ることができる。
CPUは、Core i5-4200U(1.6GHz/最大2.6GHz、2コア/4スレッド、TDP15ワット)を載せている。メモリスロットはDDR3L-1600対応2基で最大で16Gバイト実装可能。Serial ATA 6GbpsとmSATA 6Gbpsを用意するほか、映像出力インタフェースとしてHDMIとDisplayPortを備える。本体搭載では、SDメモリーカードスロット(SDXC対応)にギガビット有線LAN、4基のUSB 3.0と3基のUSB 2.0を備えるほか、無線接続としてIEEE802.11acにも対応する無線LANとBluetooth 4.0を利用できる。
なお、コンパクトPCとして、メモリを4Gバイト、ストレージとして容量500GバイトのHDDを搭載するモデルも計画している。
従来タイプの箱型コンパクトベアボーンでは、CPUをインテルの“Haswell Refresh”世代、または、AMDの“Kaveri”世代のAPUに変更した「ZBOX nano」に「ZBOX nano XS」を展示している。いずれも7月に出荷を開始する予定とのことだ。
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