eX.computer デスクトップPCのベストバイ「AeroSlim」「AeroStream」:いま売れているのはデスクトップ(2/3 ページ)
多彩なモデルをそろえるeX.computerのラインアップ。いざ選ぼうとするとけっこう迷う。そこで、今人気が高いデスクトップPCからベストなモデルを紹介する。
スリムタワーはハイエンド構成で狙いたい「Aero Slim」
ツクモスタッフによると、デスクトップPCラインアップで最も人気の高いのがスリムタワーPCの「Aero Slim」シリーズだという。デスクトップPCで不安に思う「置き場所」に対して、Aero Slimは98(幅)×335(高さ)×380(奥行き)ミリと省スペースボディを採用しつつ、パーツはタワー型と同等のハイエンドタイプを搭載できることが、多くのユーザーに選んでもらえる理由となっている。
省スペースを重視するスリムタワーPCというと、大手PCメーカーでもデスクトップPCのラインアップとして用意しているが、その多くはノートPCと同じ構成でグラフィックス機能はCPUに統合したグラフィックスコアのみだ。
しかし、AeroSlimは、マザーボードにmicroATXフォームファクタを採用し、通常のデスクトップPCと同じCPUを搭載する。また、PCI Express x16スロットを備えているので、ロープロファイルという制限があるものの、高い性能を発揮するグラフィックスカードを組み込むことも可能だ。実際に、AeroSlimを購入するユーザーの多くが、できるだけハイエンド構成にして、グラフィックスカードも選択するという。
また、スリムタワーながら、ドライブベイも3.5インチシャドウベイを2基、3.5インチオープンベイを1基、5.25インチオープンベイを1基備えている。3.5インチシャドウベイの1基は2.5インチデバイスにも対応するので、SSDなどの高速データストレージとHDDを組み合わせた構成も可能になる。例えば、BTOの「ハードディスク」選択でSSDを選び、「追加ハードディスク」選択で大容量HDDを選べば、OSなどのシステムは高速のSSDで、高解像度撮影データや動画データはHDDでという効率のいい運用が可能になる。

前面にはUSBを2基備える。オプションで3.5インチオープンベイにカードリーダを搭載することも可能だ(写真=左)。グラフィックスカードにロープロファイルで映像出力インタフェースを2スロット分必要とするZOTACのGeForce GTX 750搭載モデルを組み込んだ。マザーボード側の映像出力インタフェースはテープで覆って使えないようにしている(写真=右)CPUは、インテルの第4世代Coreプロセッサーファミリーを採用する。スリムタワーといえど載せるのはLGA1150対応のデスクトップPC向けタイプで、BTOでは「Core i7-4790」(3.6GHz/最大4.0GHz、4コア/8スレッド、3次キャッシュメモリ8Mバイト)というハイエンドモデルも選択できる。
グラフィックスカードでは、ロープロファイルながらNVIDIAのハイエンドラインアップ(の中ではバリュークラスだが)の「GeForce GTX 750」搭載モデルを用意している。実際のモデルはZOTACのGDDR5 1Gバイトモデルで、ロープロファイル準拠だが映像出力インタフェースとしてDVI-DとHDMI、そして、アナログRGBを用意するために2スロット分のスペースを占有する。
OSでは、最新のWindows 8.1 Update“以外”を選択したいユーザーも少なくない。ツクモも、そのあたりの“ユーザーの機微”は知っていて、OSの選択では、依然として需要の高いWindows 7をUltimateからProfessional、Home Premiumまでそろえている。

データストレージはPlextor M5S 128Gバイト SSD(写真=左)と東芝製 1Tバイト HDD(写真=右)を組み合わせてみる。なお、写真ではPlextor M5Sが256Mバイトのモデルになっているが、7月4日時点で選べるPlextor M5Sは容量128Gバイトのみだそういうわけで、スリムタワータイプの「AeroSlim」で、ベストと思える構成は以下の通りだ。あえてパワフルなスリムタワーを目指している。
| モデル名 | eX.computer AeroSlim RS5J-D61/E |
|---|---|
| OS | 64ビット版 Windows 7 Home Premium |
| CPU | Core i7-4790 |
| メモリ | 8Gバイト |
| グラフィックスカード | GeForce GTX 750 |
| ハードディスク | Plextor M5S 128Gバイト SSD |
| 追加ハードディスク | 東芝製 1Tバイト HDD |
| 光学ドライブ | DVDスーパーマルチ |
| ケースオプション | AeroSlim用12センチファン |
| 税別価格 | 10万8000円 |
なお、ここにツクモが行っている「パソコン下取りサービス」を選択すると、「スタートキャンペーン!今だけ倍額!!」の対象となって2160円の割引になる。
記事で紹介したのは「スタンダードパソコン>スリムPC」のAeroSlimシリーズだが、eX.computerのゲームPC「G-GEAR」ラインアップでは同じボディを使った「GS7J-A61/E」を用意している。本文で紹介したGeForce GTX 750グラフィックスカード搭載構成にGS7J-A61/Eだけで選べる「ウルトラスモールファクター専用 12センチ グリーンファン+グリーンLED」を加えると、税別価格は10万7750円になる(記事掲載当初、グリーンファン+グリーンLED選択モデルに誤りがありました。おわびして訂正いたします)*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
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