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RAID&バスパワーが超魅力!! 「My Passport Pro」を使ってみたよ広田稔のMacでいこう(29)(2/3 ページ)

ウェスタンデジタルの「My Passport Pro」シリーズは、最大4Tバイトの大容量やRAID機能を搭載しながらバスパワーでも動作するモバイル向けストレージだ。Thunderbolt接続でMacユーザーにぴったり!!

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2倍高速なストライピングがオススメ

 前置きはさておき、本体をチェックしていこう。ボディはアルミニウム製。ブラックをベースに側面にシルバーをあしらったというデザインは、ノート型Macとあわせて使うのにピッタリなスタイリッシュさだ。

 My Passport Proの4Tバイトモデルは、実際に持ってみると分かるが、2.5インチHDDとしては破格の厚さ(44.2ミリ)と重さ(720グラム)だ。iPad AirのWi-Fi+Cellularモデルでも478グラムなので、カバンに入れるとずしりとくる。

 しかし、同じウェスタンデジタルの製品でRAID対応のデスクトップ向け製品「My Book Thunderbolt Duo」の4Tバイトモデルを見てみると、本体サイズが99(幅)×157(奥行き)×165(高さ)ミリで、重量が2150グラムほど。同じ容量で比べるとかなり持ち運びやすいことが分かる。

iPhone 5sと比較したところ。かなりデカくてブ厚い

ケーブルは本体付属で、側面の溝に収納できる。Thunderboltケーブルは数千円と高価なので、備え付けなのがうれしい。ちなみに、Thunderbolt端子は備えていないので、別の機器とはデイジーチェーンでつなげない。ケーブルの根元を見ると、冷却ファンを内蔵しているのが分かる

 内蔵しているディスクをチェックしたところ、省電力・静音仕様をうたうWD Greenシリーズの「WD20NPVX」だった。ディスクの仕様は、インタフェースがSATA 3.0(6Gbps)、内部転送レートが135Mバイト/秒、キャッシュが8Mバイトだ。

 使い始める際は、まずOS Xに付属するディスク管理ツール「ディスクユーティリティ」でRAIDを構築しよう。2台のHDDに分散して読み書きを行うことで速度を向上させる「ストライピング」(RAID 0)か、2台のディスクに同じデータを記録することで故障に備えられる「ミラーリング」(RAID 1)が選べる。一応、2台を別々のディスクとして扱うこともできるが、RAIDが組めることがウリの製品なのでRAIDで使うべし。

ディスクユーティリティは「アプリケーション」フォルダの「ユーティリティ」内に存在する。外付けディスクのいずれかを選び、タブを「RAID」に切り替えて、「2TB WDC WD20NPVX〜」という名前のディスクをリストにドラッグ&ドロップする。あとは「RAIDのタイプ」メニューでミラーリングかストライピングを選んで「作成」ボタンを押せばいい

 気になる性能だが、Blackmagic Designの「Disck Speed Test」を利用して、まっさらな状態で計測してみたところ、ミラーリングでは書き込み/読み出しともに100Mバイト/秒前後、ストライピングではともに200Mバイト/秒前後という結果だった。

左がミラーリング、右がストライピング。だいたい2倍の速度差だ

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