プレクの新SSD「M6 Pro」とサムスンのPCIe型M.2 SSD「XP941」の評判:古田雄介のアキバPickUp!(4/4 ページ)
お盆明けには高速なSSDの新製品が一斉に登場。加えて、DDR4メモリが本格的に流通するようになるなど、今後のトレンドと関連深そうなトピックが目立つ。
1万5000円台のBRIXと17基のSATAポートを持つ特殊マザー
小型ベアボーンは2万円以下でハードがそろうECSの「LIVA」が好調に売れているが、ギガバイトからも低価格モデルが先週登場した。「BRIX GB-BXBT-2807」で、価格は1万6000円弱だ。Celeron N2807をオンボード搭載する最エントリーのBRIXで、IEEE802.11b/g/nやギガビットLAN、Bluetooth、HDMIとアナログRGB出力などを備える。DDR3L対応のSO-DIMMスロットと9.5ミリ厚対応の2.5インチベイ、SATA 2.0ポートがそれぞれ1基ある。
パソコンSHOPアークは「ファンレスで動く割安モデルです。メモリやHDD/SSDを合わせたトータルの金額ではLIVAにかないませんが、ある程度スペックがいじれるとことに価値があるかなと思います。フロントにはUSB 3.0ポートもついていますし、割り切った役割で使うなら魅力的ですよ」と話していた。
最後に変わり種のマザーボードを紹介したい。パソコンハウス東映に入荷したスーパーマイクロの「A1SA7-2750F-O」で、価格は6万6980円。
mini-ITXをタテに伸ばしたような独自サイズのマザーボードで、Atom C2750をオンボードしている。CPU直結のSATA 3.0ポート1基のほか、SASコントローラー「2116SW」管理によるSATA 3.0/SAS 2.0対応ポートを16基備えているのが最大の特徴だ。そのほか、2基のギガビットLANやPCI Express x4動作のx8スロットを1基、DDR3L/ECC対応のDDR3スロット4基などを備え、アナログRGB出力端子も用意している。
同店は「メイン電源コネクタも8ピンと4ピンに分かれた特殊仕様ですし、これを使いこなすには相当な自作スキルが必要だと思います。超大容量のサーバを作りたいなら、HDD代込みでもギリギリ個人でまかなえる範囲でいけると思うので、意外と注目している人はいるかも」と語っていた。
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