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日本HP、「ENVY」「Officejet」新モデル6機種発表もはや専用アプリもいらないという(2/2 ページ)

ユーザーニーズの変化に合わせて、モバイルプリント機能を強化し、増加する在宅ワーカーのために家庭でもオフィスでも使える機能を導入した。(9月12日に発売日追記)

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Officejetは家庭でもオフィスでも

 家庭向けの「HP ENVY4504」「HP ENVY5530」「HP ENVY5640」「HP Officejet 5740」は、いずれもA4対応の複合機で、接続インタフェースとしてUSB 2.0にIEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN、ワイヤレスダイレクトを利用できる。

 バリューモデルの「HP ENVY4504」はモバイルプリント機能と自動両面印刷、シングルカートリッジモードと基本機能に対応する。その上のモデルになるHP ENVY5530では、HP ENVY4504でモノクロだったディスプレイが2.65型のカラータッチスクリーンになるほか、SDメモリーカードスロットに差したメディアからの直接印刷とスキャンデータのメール送信を行う「スキャン to 電子メール」が利用できる。

「HP ENVY4504」(写真=左)と「HP ENVY5530」(写真=右)

 HP ENVY5640では、インクタンクと一体化したプリントヘッドのサイズを従来から1.5倍に大型化し、印刷速度をA4カラーで1分あたり約8枚と高速に、ランニングコストもA4カラーで1枚あたり約11円に抑えた。また、印刷時には自動排紙トレイがせり出す機構を組み込んだほか、排紙トレイにL版専用フォトトレイを設けて2種類の用紙を常時セットできるようになった。

HP ENVY5640では、ヘッドサイズを従来の1.5倍に大型化した新しいインクユニットを採用した

 HP Officejet 5740は、従来の命名ルールではオフィス向けモデルになるが、日本HPでは、すでに登場しているHP Officejet Pro 6830とともに家庭利用とビジネス利用に対応するモデルとして位置づけている。ファクス機能と自動用紙送り機構を実装したほか、先に紹介した、Android 4.4に標準導入した「HPプリントサービスプラグイン」で専用アプリなしでもモバイルプリントが利用できるほか、NFCで無線LAN接続認証ができる。

HP ENVY5640とHP Officejet 5740(写真=左)は、L版専用のフォトトレイを内蔵できるので(写真=右)常に2種類の用紙を利用可能だ

HP Officejet 5740では、無線LANの接続認証がNFCに対応しているので、NFC搭載モバイルデバイスをかざすだけでモバイルプリント機能が利用できる

 ビジネス向けの「HP Officejet Pro 6230」「HP Officejet 7612」は、コストパフォーマンスを重視したモデルだ。4色それぞれで独立する顔料インクタンクを備えた両面印刷対応モデルで接続インタフェースはUSB 2.0にIEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN、ワイヤレスダイレクトを利用できる。

 HP Officejet Pro 6230は、A4対応の単機能モデルだ。印刷速度はモノクロが1分間で18枚、カラーは1分間で10枚になる。HP Officejet 7612は、A3対応の複合機で印刷速度はモノクロで1分間に15枚、カラーで1分間に8枚になる。ディスプレイは2.65型のカラータッチスクリーンタイプを搭載するほか、35枚対応のADFを搭載する。

 製品発表会では、日本ヒューレット・パッカード プリンティング・パーソナルシステムズ事業統括プリンティング事業統括本部 統括本部長の島田昌彦氏がユーザーニーズの変化に応じた日本HPのプリンタ事業の展開について紹介した。

 島田氏が重視するのは、スマートフォンやタブレットといったAndroid、iOSデバイスからの印刷だ。ユーザーの7割近くがこれらのデバイスで印刷したいと考えている一方で、AndroidデバイスやiOSデバイスから印刷できることを知らないユーザーも6割近くいるという。この潜在ニーズに応えるため、今回登場したモデルではモバイルプリント機能を家庭向けのすべてのモデルで対応したと説明した。

ユーザーのニーズの変化に応えて、AndroidデバイスやiOSデバイスからの直接印刷に全モデルで対応したほか、在宅労働の増加にあわせて家庭用でもビジネス利用に耐えうるモデルを用意した(写真=左)。AndroidデバイスやiOSデバイスから印刷したいユーザーが多い一方で、それできることを知らないユーザーもまだまだ多い。その潜在需要をHPはカバーする(写真=右)

*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***

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