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格安ゲーミングノートの決定版か!? ツクモ「G-GEAR note N1561J-720/E」PCゲームを始めるならコレが買い(1/2 ページ)

Core i7とGeForce GTX 860Mを搭載し、ストレージにSSD+HDDのダブルドライブを採用したハイスペックなフルHD対応15.6型ワイドノートが11万9800円(税別)で購入できる!!

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ココが「○」
・強力なCPUとGPUを搭載
・抜群のコストパフォーマンス
ココが「×」
・デザインが地味……

はじめに:ハイスペック構成で税別12万円を切る高コスパゲーミングノート

G-GEAR note N1561J-720/E

 ツクモのショップブランドPC「G-GEAR note N1561J-720/E」は、CPUにCore i7-4710MQ(2.5GHz/最大3.5GHz)、外付けグラフィックスにGeForce GTX 860Mを採用した、いわゆるゲーミングノートPCカテゴリに属する15.6型ワイドノートPCだ。

 同社の15.6型ノートPCには、GPUにGeForce GTX 870Mを搭載した上位モデル「G-GEAR note N1581J」シリーズもラインアップされているが、SSD+HDDのストレージを採用する「N1581J-711/E」は直販価格で14万9800円(税別)とそれなりの価格。一方、今回紹介するN1561Jシリーズは、Core i5-4210M(2.6GHz/最大3.2GHz)の最小構成であれば9万4800円(税別)、Core i7-4710MQ(2.5GHz/最大3.5GHz)を搭載し、128GバイトSSD+500GバイトHDDのダブルドライブ構成を採用する評価機でも11万9800円(税別)と、高いコストパフォーマンスを誇る。それでは早速見ていこう。

グレーを基調としたシンプルなデザイン

 評価機のCPUは前述の通り、クアッドコアのCore i7-4710MQで、定格動作が2.5GHz、Turbo Boost時には最大3.5GHzまでクロックが向上する。Hyper-Threadingをサポートしており、8スレッド動作が可能だ。ちなみにBTOオプションでは、上位のCore i7-4910MQ(2.9GHz/最大3.9GHz)も選べるが、プラス4万3000円と価格が跳ね上がるので、PCゲーム用途であれば標準構成のほうがバランスは取れている。

 一方、外付けグラフィックスはMaxwell世代のGeForce GTX 860M(GDDR5 2Gバイト)を採用する。ハイエンドモデルではないものの、例えば人気タイトルの1つである「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア」をノートPCで遊びたい、といった用途であれば十分な性能を持ち、高品質な設定で楽しめる。ちなみに、NVIDIA GeForce Experienceはドライバを自動でアップデートしてくれるうえ、ゲームタイトルによって最適なグラフィックス設定に自動調整してくれるので、PCの知識がない人にとっては非常に便利。動画キャプチャ機能(ShadowPlay)もあるので、自分のプレイ動画を撮ってみたいという人も、別途キャプチャソフトなどを導入せずにすぐ利用できる。

CPU-Z(画面=左)とGPU-Z(画面=右)。CPUにCore i7-4710MQ(2.5GHz/最大3.5GHz)を採用。Hyper-Threadingに対応し8スレッドで動作する。GPUはMaxwell世代のGeForce GTX 860Mで、コスパ重視のゲーミングノートPCとしては鉄板の構成だ

 そのほかのスペックは、2枚の4Gバイトメモリ(PC3-12800)をデュアルチャンネルで搭載し、システムドライブ用に128GバイトSSD(SANDISK製)を、データドライブ用に500GバイトHDD(ウェスタンデジタル製)を備える。光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブ(東芝サムスン ストレージ・テクノロジー製)だ。

 ゲーミングノートPCカテゴリに位置づけられる製品だが、フルHD表示に対応した15.6型ワイド液晶ディスプレイや、10キー付きのキーボードなども含めて、性能、機能ともに高いレベルでまとまっており、デスクトップPCを代替する省スペースなメインマシンとしてもうってつけと言える。

ボディと製品概要:シンプルなボディだが、必要十分なインタフェースを装備

 ボディはグレーを基調としたシンプルなデザインで、ゲーミングノートに見られがちな派手さはない。安っぽくはないものの、やや物足りないというのが正直なところだ。ただ、長時間のゲームプレイでも目が疲れにくい非光沢仕様の液晶ディスプレイや、1.9ミリピッチのキーボードなど、使い勝手に関わる部分では不満はない。

1920×1080ピクセル表示対応の15.6型ワイド液晶ディスプレイを搭載。非光沢パネルを採用しており、外光の映り込みが抑えられている。目視の印象では輝度は十分に高いが、上下の視野角がやや狭いと感じた(写真=左)。キーボードは10キー付き。主要キーのピッチは19ミリ、キートップは15ミリ正方でそろえられており、余裕をもってタイピングできる。キーボードバックライトを内蔵しているため、暗い環境でもキートップの文字が見やすい。なお、タッチパッドは2つのクリックボタンを手前に並べた標準的なもので、パッドの入力域は92×48ミリ(実測値)だ。シナプティクス製ドライバが導入されている(写真=右)

主要なコンポーネントには本体底面からアクセスできる。メモリの交換(評価機の構成はメモリスロットの空きは0)や、ストレージの換装も比較的容易に行える。大きなボディを生かして2.5インチのダブルドライブ構成になっている。冷却機構はCPUとGPUからヒートパイプがファンまで伸び、背面左側に熱が排気される設計。このため、高い負荷をかけるとキーボード奥から左側かけて熱を帯びる

 インタフェースは、メディアカードリーダー、USB 3.0×3、USB 2.0、eSATA、HDMI出力、アナログRGB出力、ギガビットLANと不足のない構成だ。無線機能は、IEEE 802.11 b/g/n対応無線LANとBluetooth 4.0を装備。このほか、液晶ディスプレイ上部にWebカメラ、キーボード奥にオンキヨー製マルチメディアスピーカーを内蔵する。また、オーディオ機能としてSound BLASTER CINEMAに対応している。

 ちなみに上位シリーズのG-GEAR note N1581Jでは、SteelSeries製キーボードやネットワーク遅延を抑えるKiller LANなどゲーマー向けをうたう仕様になっていたが、こうした部分は省かれている。

キーボードバックライトを内蔵。暗い環境でもキートップの文字が見やすい(写真=左)。バッテリー容量は14.8ボルト/5200ミリアンペアアワーで、公称約4.4時間のバッテリー駆動が可能。本体サイズを考えると持ち運びは想定しづらいが、簡易UPSと考えれば安心感が高い(写真=右)

本体前面/背面。前面側に各種ステータスインジケータ、背面には電源入力とアナログRGB出力が並ぶ

本体左側面/右側面。左側面手前からDVDスーパーマルチドライブ、ヘッドフォン、マイク、光デジタル音声出力、USB 2.0。右側面はメディアカードリーダー、USB 3.0×3(うち1つはeSATA共用)、HDMI出力、ギガビットLANという構成だ

*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***

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