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「GeForce GTX 980/970」がデビュー、アキバの反応は“期待大”古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

NVIDIAの新世代ハイエンドGPU「GeForce GTX 980/970」を搭載したグラフィックスカードが9月19日夕方に一斉発売され、早速ヒットを飛ばしている。ショップの評価もかなり高い。

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「GTX 680並みの反響があるかも」――低TDPで高性能なGeForce GTX 980/970

 9月19日午後4時1分、NVIDIAの新世代GPU「GeForce GTX 980/970」を搭載したグラフィックスカードがPCパーツショップの店頭に並んだ

 上位のGTX 980搭載カードはリファレンス仕様ばかりで7万円台、下位のGTX 970カードは各社のオリジナルクーラーを搭載したモデルが4万円台半ばから5万円弱となる。ZOTACやMSI、ギガバイト、玄人志向など複数メーカーのラインアップが多数登場したものの、個別の入荷数は少なく、特にGTX 980カードは1〜2本の在庫に留まるショップが多かった。

販売解禁直後に撮影した、ソフマップ秋葉原リユース総合館の高級グラフィックスカード

 GeForce GTX 980/970は、GTX 750 Tiなどで採用された新世代アーキテクチャ「Maxwell」を使った初のハイエンドコンシューマー向けGPUとなる。コアの世代は「GM204」。最大の特徴は700ファミリーから大幅に消費電力が下がったところにある。リファレンスカードのTDPはGTX 980で165ワット。GTX 780の250ワットから85ワットも低くなっている。GTX 970は145ワットで、こちらも230ワットのGTX 770から85ワットダウンとなる。このため、標準仕様の補助電源はどちらも6ピン×2になっている。

BUY MORE秋葉原本店の初回ラインアップ一覧表

 この特徴が、上位のGTX 980搭載カードの人気を押し上げると推測するショップは多かった。BUY MORE秋葉原本店は「GTX 780では“うるさくて冷えない”とあまり評価のよくなかったリファレンスクーラーですが、TDP 165ワットなら回転数を落として静かに十分な冷却ができるので、各社のオリジナルクーラーモデルを待たずに購入する方が増えるのでは」と推測していた。

 パソコンショップ・アークも「電源を強化せずにグレードアップできますし、アンペアの契約を気にせずにハイエンドGPUの2way構成が狙える人も多そうです。パフォーマンスも価格もばっちりですし、GTX 680並みの強烈な売れ方もあり得るんじゃないかと期待していますね」と話していた。

 一方で、GTX 970搭載カードのスタートダッシュを予想する声も少なくない。TSUKUMO eX.は「最初から価格がこなれているうえに、各社のオリジナリティがしっかり落とし込まれていますから。オーバークロックモデルやセミファンレスモデルが選べるので、そのあたりに価値を見いだす人には受け入れられる状況になっていると思います」と語る。リファレンスのGTX 980は各社の戦略的に品薄ということも考慮に入れたうえでの分析だ。

ZOTACのGTX 980カード「ZTGTX98-4GD5REF01」(写真=左)。GALAXのGTX 980カード「GF PGTX980/4GD5」(写真=中央)。MSIのGTX 970カード「GTX970 GAMING 4G」(写真=右)

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