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2015年の「Macworld/iWorld」開催中止:30年間おつかれさまでした
2015年3月12日からMoscone Centerで開催を予定していたApple関連製品の展示会「Macworld/iWorld」が取りやめとなった。
IDG WORLD EXPOは10月14日(現地時間)、アップル関連製品のファンイベントである「Macworld/iWorld」について、3月12日から14日までの日程で予定していた2015年の開催を中止すると発表した。なお、3月11日から3月13日までMoscone Center Westで同時開催されるエンタープライズ向けの「MacIT」は行われる。
Macworldは1985年から続いてきた伝統的なイベント。1991年からは日本でも2月に開催され(1996年のイベントではApple初のゲーム機であるPippin@が登場)、Apple創業30周年を迎えた2007年に「iPhone」が発表されたのも、社名を「Apple Computer」から「Apple」に変えたのもこのMacworldの基調講演でのことだった。
しかし、2010年からはAppleが出展をやめ、開催規模は縮小していた。
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