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光学ドライブを背面化するPCケースが注目を集める古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

背面からトレイを出すタイプのミドルタワーケースが登場し、話題を集めている。光学ドライブの置き場所に、ケース正面上部という一等席が当然のようにあてがわれていたのは今は昔だ。

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「前面に縛りがないとデザインの自由度が格段に上がりますからね」

 先週、複数のショップで話題を集めていたのは、PhanteksのmicroATXケース「Enthoo EVOLV」だ。ホワイトモデルが2万7000円弱、ブラックモデルは2万5000円弱で販売されている。左右の側面パネルに蝶番(ちょうつがい)が付いており、前面や上面パネルも工具なしで着脱できるほか、5インチベイを背面側に配置するなどユニークなデザインを採用している。

Phanteks「Enthoo EVOLV」

前面にはインタフェースが一切ない外観だ。ドライブベイは3.5/2.5インチベイ×3と、2.5インチベイ×5、そして、5インチベイ×1

 入荷したオリオスペックは「前面から5インチベイをなくすことで外観をすっきりさせたうえ、内部のレイアウトも合理的になっています。そのうえで、5インチベイを無にするわけではなく、背面に残しているのが魅力です。使用頻度的には背面にあるとちょうどいいくらいな人も多いでしょうしね」と独創性を高く評価していた。

 最近は5インチベイを搭載しないPCケースが増えており、外付け光学ドライブの存在感が増している。某ショップは「ノート用に外付けタイプを購入して、『じゃあデスクトップ専用はいらないか』と気付く人も多いんですよ。DVDや音楽CDの存在があるから、FDDほど急速には姿を消さないでしょうけど、自作に必須なパーツではなくなっていますよね」と語る。

 ただ、内蔵タイプの需要もそこまで枯れていない。BUY MORE秋葉原本店は「USB型と内蔵型の売れ行きは半々くらいです。あまり使う機会がなくなったとはいえ、やっぱり光学ドライブを内蔵しておきたいという人は少なくないですから」と話す。この現状で、背面側にトレイを残せるというオプションが支持を広げる余地は大いにありそうだ。

先週登場したパイオニアの外付けBDドライブ「BDR-XD05 2」シリーズ。価格は1万2000円弱だ

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