円安によるPCパーツの値上がり、アキバで本格化:古田雄介のアキバPickUp!(4/4 ページ)
先週から続く急激な円安により、PCパーツの値上がりが始まっている。ここ最近の円相場に慣れた感のあるアキバ界隈でも「さすがに今回の影響は大きすぎる」との声が聞かれた。
NAS機能つきメディアプレイヤーキットや、Quark X1021搭載の小型開発ボード「A1SQN」が登場!
そのほかのジャンルでは、アユートのNAS機能付きメディアプレイヤーキット「Media Emperor II」がソフマップ秋葉原リユース総合館で売り出されていた。価格は1万8144円だ。
最大2Tバイトの3.5インチHDDを搭載し、ギガLAN上でNASとしても利用できる。出力端子にはHDMIやコンポジット、同軸デジタルなどをそろえる。再生可能な動画フォーマットは、DVD-ISO、BD-ISO、H.264、MPEG-1.2、Xvid、WMV9、MJPEG、FLV1など。同店は「SATA 2.0対応ですが、手持ちのHDDを生かすのに面白いアイテムだと思います。普通にNASとして使えるので、保存するデータを選びませんしね」と話していた。
パソコンハウス東映のショーウインドウで異彩を放っていたのは、スーパーマイクロの開発用小型ボード「A1SQN」だ。TDP 2.2ワットで動作するインテルのSoC「Quark X1021」を搭載しており、基板サイズはE100規格準拠の104.1(横)×101.6(縦)ミリとなる。512MバイトのECC DDR3メモリをSoCに内蔵し、拡張用にMini PCIeスロット2基とZigBeeモジュールソケット1基、また、ストレージ用にmicro SDHCカードスロット1基を用意する。価格は1万8980円だ。
同店は「Galileo 2よりもメモリ容量が大きくて拡張の余地も広い仕様です。開発向けボードの選択肢として需要を伸ばしてくれれば」と期待していた。
関連記事
- 連載:週末アキバ特価リポート
- 連載:古田雄介のアキバPickUp!
- 2013年のアキバを振り返る(後編)
前編に続き、自作PC街としてのアキバの2013年を振り返る。残るテーマは「奮闘するWindows 8.1」「開拓を先導し続けるNUC」「週末の華であり続けたSSD」「街のプチ再編と新たな兆し」だ。 - 2013年のアキバを振り返る(前編)
自作PC街としてのアキバの2013年を、7つのテーマに分けて振り返ろう。前編のテーマは「レベル違いの円安値上げ」「熱い展開のグラフィックスカード」「小石もなかったHaswellの覇道」だ。 - アキバの深夜販売に300人――変わらない熱狂とちょっとした変化
Haswellこと第4世代Coreの深夜販売は予想以上のユーザーが集まり賑わった。その熱気の度合いや取り巻く環境の変化などの空気感をリポートしたい。 - パーツショップ栄枯盛衰(前編):まだオレらのホームだった「電車男」以前――自作PCの街アキバを振り返る
映画「電車男」がヒットした2005年。街の再開発が進み、思えばそのころから“自作の街・アキバ”の空気が変わっていった。当時の空気感を写真とともに振り返ってみよう。 - パーツショップ栄枯盛衰(後編):写真で見るアキバ10年史
自作の街・アキバはこの10年でどんな変化を遂げたのか。街のキーポイント18カ所の変遷を追いかけてみよう。とにかく、写真とキャプションで。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.