米クパチーノにあるアップル新社屋の建設が着々と進んでいるようです。海外のアップル系ブログ「9to5Mac」によると、クパチーノ市のサイトが工事の進ちょく状況をアップデートし、新社屋「キャンパス2」の空撮写真を掲載したようです。
なんですかSF映画「第9地区」に出てくるようなこの雰囲気は。宇宙船に例えられるドーナツ型の「キャンパス2」は、面積が26万平方メートル(東京ドーム5.5個分)あり、1万4000人もの収容人数を誇ります。建設地は現在の本社から車で10分弱の距離にある、旧ヒューレット・パッカードのキャンパスです。周囲の建物や車と比べると、あまりに巨大で迫力満点!
工事の進ちょく状況を見ると、土埋め作業と建設工事がすでに始まっており、2016年の第4四半期まで建設が続くことが分かります。2017年に竣工がずれ込む可能性もあるため、完成まで気長に待ったほうがよさそうです。
キャンパス2は、外観だけでなく設備も先進的です。地下駐車場や立体駐車場を作ることで地上の駐車場のスペースを減らし、敷地の80%以上を緑地にします。電力は再生可能エネルギーで100%まかなわれるほか、1年の75%は自然の空調で過ごせる自然換気システムや、世界最大級の太陽光発電装置などを導入予定。また、建設に合わせて木々を6000本まで増やし、緑あふれるキャンパスになります。
2011年6月、新キャンパスについてプレゼンテーションをしたスティーブ・ジョブズ氏は、完成を見ることなく同年10月に死去しました。その後、2013年10月にクパチーノ市が計画を承認し、現在まで建設が進められています。私たちは工事の様子を直接見ることはできませんが、スティーブ・ジョブズ氏は天国から建設の進み具合をチェックしているのかもしれませんね。
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