“ニッチ攻め”が歓迎されるアキバ自作の現状:古田雄介のアキバPickUp!(4/4 ページ)
ProjectMから登場した変換基板がショップで評判だ。「ニッチな製品だから大ヒットはしないと思いますが」としながら、うれしそうに語る店員さんの表情が印象的だ。
IN WINの強化ガラス採用ケース「IW-CF01 PLUS」が登場!
PCケースは、IN WINのATXケース「IW-CF01 PLUS」が注目されていた。価格は3万1000円前後。側面パネルに強化ガラスを採用した「IW-CF01」シリーズの進化モデルで、電源ベイを背面に直接固定するデザインに変更したことで、奥行きのある電源ユニットが導入しやすくなった。
入荷したTSUKUMO eX.は「久しぶりに入荷できたなと思ったら型番が変わっていて、進化に気付きました。あとは円安のご時世ながら、(3万3000円前後した)初代モデルよりも割安になっているのもポイントですね」と話していた。
サイズからは、オリジナルの“青軸”を採用したというメカニカルキーボード「KEYCRAFTS 84mini BLS」が登場している。価格は1万1000円弱。全キーに白色LEDを内蔵しており、ゲームでよく使うW/A/S/Dキーだけ独立した4種類の点灯モードを備えている。パソコンSHOPアークは「最近は光るゲームキーボードが流行っているので、その流れに乗れるか注目しています」とコメント。
アイネックスからは12センチ径の汎用ファン「FLYING CRAB CS-120」シリーズが売り出されている。先端がカギ状になった“飛蟹”デザインの羽根を採用するほか、フレームにシリコーンスキンを被せることで騒音の発生を抑える特徴も備えている。ラインアップは1200rpmモデルと800rpmモデルの2種類で、いずれも1500円前後だ。
パソコンハウス東映は「ユニークな特徴が多いモデルで、静音性も予想以上にありました。風量もしっかり確保できるので、面白い選択肢になりそうです」と評価していた。
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