「今年もやります。が……」――盛り上がる福袋の一抹の懸念:古田雄介のアキバPickUp!(4/4 ページ)
年の瀬が迫り、各ショップの年末年始のセールや営業時間が見えてきた。年初に訪れるなら各店恒例の福袋もマナーを守って楽しみにしたいところ。
仕事向けMad Catzマウスや乾電池ベンチマーク本など
5インチベイアクセサリーで目立っていたのは、REENENのファンコントローラー「Four Eyes Touch」だ。価格は5600円前後。4チャンネル対応モデルで、液晶モニターをタッチ操作して回転数や条件を設定したりできる。LEDのカラーは7色から選べる。TSUKUMO eX.は「モニター下段のバロメーターを指でスライドさせて調整するのが楽しいですね。レスポンスもよいので、そこそこ売れるかなと思います」と話していた。
マウスの注目株はMad Catzの「Office R.A.T.M Wireless Mobile Mouse」だ。ゲーム向けデバイスに強い同社には珍しく、仕事向けをコンセプトにしたモデルで、接続はbluetoothとなる。対応OSはWindowsとMac OS X、Androidとなる。価格は6500円前後。「最大3台まで機器を登録できるので、メインPCとサブ機、それにタブレット端末でも使えるので、コンセプトがマッチする人は割と多そうです」(パソコンショップ・アーク)と、各ショップで評判になっていた。
最後は、パソコンハウス東映のレジ前に並んでいた同人誌「単3乾電池データ集 Ver.2015」。89種類の単3乾電池の定抵抗放電をベンチマークし、入手性やコストパフォーマンスも含めて独自に評価したデータが収録されている。コミックマーケット87に並べる予定の本で、価格は1500円となる。
同店は「昨年のバージョンは店頭で50冊売れました。同じ容量の電池でも実際の持ちにはかなりの差があることが分かるので、興味を持つ方は多いですよ。本当にいい乾電池を使うためにぜひ手に取ってみてください」と話していた。
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