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米軍調達基準を満たす2in1も登場──日本HP、法人向けタブレット8機種を一斉発表超音波を利用した3次元ペンタブも日本登場(2/3 ページ)

バッテリー搭載キーボード付属の2in1から特定業務に特化したタブレットまで、多彩な法人向けタブレットを展示機材を中心に紹介する。

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米軍調達基準を満たす2in1も登場「HP Elite x2 1011 G1」

 「HP Elite x2 1011 G1」は、タブレット本体とキーボードユニットが着脱式の2in1 PCだ。搭載するCPUの違い、データストレージの容量、キーボードユニットの有無、LTEの有無と対応キャリアの違いによって8モデルが登場する。OSは、64ビット版 Windows 8.1 Pro、または、64ビット版 Windows 8.1を導入する。

「HP Elite x2 1011 G1」のパワーキーボード付属モデル

着脱式の2in1 PCとして利用できる

 すべてのモデルでディスプレイサイズは11.6型で解像度は1920×1080ピクセル。堅牢性を持たせたボディを採用し、米軍調達基準(MIL STD 810G)の防水防塵耐衝撃テストをクリアしている。本体サイズはタブレット単体で298(幅)×192.7(奥行き)×10.7(高さ)ミリで、重さは約780グラム。バッテリーを内蔵するパワーキーボードユニットを装着した状態では、本体サイズが298(幅)×206.1(奥行き)×20.8(高さ)ミリで、重さは約1.54キロだ。この状態でMobilemark 2012で測定したバッテリー駆動時間は本体のみで約9時間、パワーキーボード装着状態で約14.3時間。

 CPUは、上位構成でCore M-5Y51(1.1GHz/最大2.6GHz、2コア4スレッド、3次キャッシュメモリ4Mバイト、TDP 4.5ワット)を、下位構成ではCore M-5Y10c(0.8GHz/最大2GHz、2コア4スレッド、3次キャッシュメモリ4Mバイト、TDP 4.5ワット)をそれぞれ搭載。システムメモリはすべての構成でLPDDR3を4Gバイト載せる。データストレージは、容量128Gバイト、または、容量256GバイトのM.2対応(接続はSerial ATA 6Gbs)SSDを採用する。

 本体搭載インタフェースは、ヘッドセットとキーボードユニット専用コネクタを用意するほか、パワーキーボードにDisplayPort 1.2、2基のUSB 3.0(1基はパワーオフ時充電に対応)、スマートカードリーダを備える。また、無線接続では、IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LANとBluetooth 4.0、そして、オプションとして用意する「HPアドバンスド無線ドッキングステーション」と接続にインテルが提供するWiGigを利用する。

コンパクトな立方体の「HPアドバンスド無線ドッキングステーション」は、インタフェースとして2基のDisplayPortとアナログRGB、4基のUSB 3.0、有線LANを備える。「WiGig」による無線接続でケーブル取り回しのわずらわしさからユーザーを解放する

 ワイヤレスWANでは、NTTドコモのLTEサービス「Xi」対応モデル「Elite x2 1011 G1 for DOCOMO」と、KDDIのLTEサービス「au 4G LTE」対応モデル「Elite x2 1011 G1 for au」を用意する。ただし、SIMスロットを本体に用意しているが、データ通信契約はユーザーが行って自分でSIMを挿入する必要がある。

 パワーキーボードのキーピッチは18.7ミリでストロークは1.5〜1.7ミリを確保している。なお、キーボードのオプションでは、バッテリーを内蔵しない「軽量トラベルキーボード」も用意する。

軽量トラベルキーボードは、スタンド兼用のディスプレイカバーにキーボードユニットを取り付けたタイプ。本体に装着した重さは約1.3キロになる

「HP Pro Tablet 10 EE G1」「HP Pro Slate 10 EE G1」

 「HP Pro Tablet 10 EE G1」と「HP Pro Slate 10 EE G1」は教育現場の導入を想定したタブレットだ。OSはPro Tablet 10 EE G1が32ビット版 Windows 8.1 Pro、または、32ビット版 Windows 8.1を、Pro Slate 10 EE G1がAndroid 4.4.4をそれぞれ導入する。

「HP Pro Tablet 10 EE G1」

 どちらのモデルもディスプレイサイズは10.1型で解像度は1280×8800ピクセル。マルチタッチ対応でIPSパネルを採用する。本体サイズは280(幅)×182(奥行き)×14.4(高さ)ミリ。重さはHP Pro Tablet 10 EE G1が約845グラムで、HP Pro Slate 10 EE G1が約855グラム。IP52に準拠する防塵防水性能と高さ70センチからの落下に耐える耐衝撃性能を確保している。

 本体にスタイラスペンを収納できるほか、紛失を防ぐためにスタイラスペンと本体をストラップでつないでいる。また、多数の端末を同時に利用する教室を考慮して、Bluetoothなどの無線接続ではなく、接点接続タイプのキーボードユニットをオプションで用意する。本体搭載のインタフェースは、Micro USB 2.0にMicro HDMI出力、Micro SDスロット、ヘッドセット端子を用意する。また、無線接続では、IEEE802.11a/b/g/n準拠の無線LANとBluetooth 4.0が利用できる。

本体とキーボードユニットは接点接続タイプを採用する

生徒児童の利用を想定して、インタフェースをカバーで保護している

 HP Pro Tablet 10 EE G1のシステム構成は、CPUがAtom Z3736F(1.33GHz/最大2.16GHz、4コア4スレッド、2次キャッシュメモリ2Mバイト、SDP2.2ワット)、システムメモリがLPDDR3を2Gバイト、データストレージは容量64GバイトのeMMCを採用する。この状態でバッテリー駆動時間は約9.5時間だ。

 HP Pro Slate 10 EE G1のシステム構成は、CPUがAtom Z3735F(1.33GHz/最大1.83GHz、4コア4スレッド、2次キャッシュメモリ2Mバイト、SDP2.2ワット)、システムメモリがLPDDR3を2Gバイト、データストレージは容量32GバイトのeMMCを採用する。この状態でバッテリー駆動時間は約10時間だ。


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