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WindowsサーバからNASに乗り換えるとき気をつけるべきことは?仕事で使うNAS 第2回(3/4 ページ)

「仕事で使うNAS」の連載第2回では、WindowsサーバからNASに乗り換える際、注目すべきポイントを見ていく。

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リモートアクセス / VPNサーバー

 ダイアルアップ回線などを利用したリモートアクセスサービス(RAS)機能はサポートされないが、App CentralからVPN Serverをインストールできる。VPN ServerはPPTPとOpenVPNが利用可能なVPNサーバ機能を提供する。

VPN ServerはApp Central「オフィスの生産性」カテゴリからインストール

PPTPとOpenVPNをサポート

ADMディフェンダーのNetwork Defenderと連携し、アカウントロック機能を有効化できる

DNSサーバ/WINSサーバ/DHCPサーバ

 DNSサーバーはFQDNとIPアドレス、WINSはWindowsネットワーク上のコンピュータ名とIPアドレスの相互変換を行うサーバだが、ASUSTOR NASは両方ともサポートしていない。ただし、ローカルマスタブラウザになることは可能だ。

 ネットワーク上の機器に自動的にIPアドレスを割り振るDHCPサーバ機能もサポートしていない。しかし、最近はDHCPサーバ機能を持つルータが多いので、ルータに機能を割り振ることを考えてもよいだろう。

ASUSTORは自らWINSサーバになることはできない。ローカルマスタブラウザになることは可能

ストリーミングメディアサーバー

 WindowsServerでのストリーミングメディアサーバはWindows MediaサービスやIIS Media サービスなどで実現されているが、同等のものはない。ただし、Webサーバ機能があるため、HTTPベースのストリーミングは対応可能だ。また、用途によってはUPnP/DLNAメディアサーバ、iTunesサーバなどが利用できる。

Plex Media Serverも同様。専用クライアントもマルチデバイス展開されている

iTunes ServerのストリーミングはiTunesで利用可能

 全体を通してみると、Windowsネットワークでの管理や認証などを代替する機能はあまり実装されていない。これはWindows自体がプロプライエタリなプロダクトであり、OSに依存した規格に関してはASUSTOR NASに搭載できるオープンソースな実装がないことが多いためだ。

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