NECパーソナルコンピュータ(NEC PC)とレノボ・ジャパンは3月2日、2015年4月1日付けで社長交代を行うと発表。両社現社長のロードリック・ラピン氏から、同じく両社のコンシューマ事業統括である留目真伸(とどめ まさのぶ)氏がNEC PCの代表取締役執行役員社長、およびレノボ・ジャパンの代表取締役社長に就任する。
現職のロードリック・ラピン氏は、2015年4月1日よりLenovoグループのアジアパシフィック地域担当プレジデントに着任。ラピン氏は引き続き拠点を日本に置き、NEC PC、レノボ・ジャパン両社の取締役、両社の持ち株会社であるLenovo NEC Holdings B.V.のCEO、およびレノボ・エンタープライズ・ソリューションズ代表取締役社長に留任する。
留目氏は1971年生まれ。総合商社、外資系戦略コンサルティング、外資系IT、日系製造小売を経て、2006年レノボ・ジャパンに入社。常務執行役員として戦略・オペレーション・製品事業・営業部門統括を歴任。2011年からNECパーソナルコンピュータの取締役を兼任。2012年6月よりLenovo Group米国本社戦略担当部門に赴任。2013年4月よりレノボ、NEC両ブランドのコンシューマ事業を統括。
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