ニュース
HGST、ヘリウムガス充填HDD「Ultrastar He6」「Ultrastar He8」の平均故障間隔を250万時間に拡大
出荷累計は100万台を超え、2017年には約50%のHDDがヘリウムガスを封入するという。
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
HGSTは、ヘリウムガス封入技術「HelioSealプラットフォーム」を採用したHDDで容量が6Tバイトの「Ultrastar He6」と容量8Tバイトの「Ultrastar He8」の平均故障間隔(MTBF:Mean Time Between Failure)が250万時間を達成したと発表した。
HelioSealプラットフォームは、ヘリウムガスをHDD内部に充填することで、プラッタの回転に使う消費電力を約23%削減するほか、ストレージ密度の向上、発熱量の削減、ドライブを密閉することによる耐久性の向上、そして、プラッタ振動の削減とそれによる信頼性の向上を可能にしている。
同時にHGSTは、HelioSealプラットフォーム採用HDDの出荷累計100万台を達成したことも明らかにしたほか、現在容量10Tバイトモデルを製品化し、2017年にはエンタープライズ向けHDDの約50%がヘリウムガス充填モデルになるとの見通しを示した。
関連記事
- HGST、6Tバイトの3.5インチHDD出荷開始 ヘリウムガス充填し大容量化
HGSTが6Tバイトの3.5インチHDD「Ultrastar He6」の出荷を開始。ヘリウムガスを充填することで7枚プラッタ構成による大容量化を実現。 - ヘリウム封入新技術「シールドストレージ」、ストレージ密度業界最大のPC向けHDDなど──HGST戦略説明会「Future Pulse 2013」
HGSTが製品戦略説明会を実施。HGSTはWD傘下とはなったが、同グループながらも互いを競合相手にそれぞれ個別に製品展開・開発を行う姿勢を取っている。新技術採用HDDや業界最大記録容量を実現したPC向けHDD、ストレージ市場のトレンドを説明した
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.