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さらに美しく、よりスムーズに――動画再生ソフト「PowerDVD 15」発表会高画質化機能を強化し、パフォーマンスを改善

最新「PowerDVD 15」は、新しい彩色処理エンジンを搭載したほか、UHD 4K映像や120/240fps動画のスムーズな再生に対応。H.265/HEVCのGPUアクセラレーションをサポートした。

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 サイバーリンクは4月14日、動画再生ソフトの最新版「PowerDVD 15」を発表、同日よりダウンロード販売を開始した。ラインアップとして「Ultra」「Pro」「Standard」のエディションが用意される。ダウンロード版の価格はUltraが1万926円(アップグレード版は9074円)、Proが8796円(アップグレード版は6250円)、Standardは4444円(すべて税込み)。なお、パッケージ版は4月17日に発売される。

動画再生ソフトの最新版「PowerDVD 15」シリーズ

高画質化機能を強化し、パフォーマンスを改善。H.265/HEVCのハードウェア支援も

最新版の特徴を解説するサイバーリンクの相蘇和貴氏

 最新版のバージョン15では、画質、パフォーマンス、クラウド連携など、幅広い機能強化が行われた。まず目を引くのが、今回新たに追加された高画質化機能「TrueTheater Color」だ。これは再生映像を分析し、最適な色合いなどに自動調整する機能で、「木々の緑や空の青さがより鮮やかになる」(同社)という。また、単に色を調整するだけでなく、肌のトーンを認識してその色を保持したまま、調整が必要な領域のみ最適化するのが特徴だ。なお、従来から搭載されているTrueTheater(映像、音声調整機能)に調整スライダーが加わり、より手軽に使えるようになった。

 パフォーマンスの改善と、ハイフレームレート動画の対応も特徴の1つ。UHD 4K動画を再生する際、再生環境に最適なレンダリング方法が自動的に選択され、比較的性能の低いシステムでもスムーズに再生できるようになったほか、iPhoneやGoProなどで撮影した120/240fpsの高フレームレートの映像も、等倍再生時には必要なフレームだけを使ってスムーズに、スローモーション再生時はフレームをフルに使って非常になめらかな動画再生が可能となっている。

PowerDVD 15では比較的性能の低いシステムでもUHD 4K映像をスムーズに再生できる

120/240fpsのハイフレームレート動画も等倍/スローモーションともにスムーズに再生できる。相蘇氏はスムーズに再生できない他社製プレーヤーと比較しながらPowerDVD 15の優位性を強調した

 さらにH.265/HEVC動画ファイル再生時に、Haswell Refresh世代のCPUとKepler世代以降のGPUを搭載したシステムでは、ハードウェアアクセラレーションに対応し、超高画質映像もCPU負荷を抑えながらなめらかに再生できるようになった。

H.265/HEVC再生時にGPUアクセラレーションをサポート

。再生環境によるものの、従来に比べてCPU負荷が約62%低減したという結果も示された

 加えて、今回Blu-rayおよびDVDのISOイメージを直接再生できるようになったのもトピック。従来は仮想ドライブソフトでマウントする必要があったが、PowerDVD 15ではイメージファイルを選択してそのまま再生でき、通常のディスクと同じようにメニューやチャプター、字幕なども利用できる。

 このほか、オーディオ関連機能も強化された。映画館のような重低音や、聞き取りやすいボーカルなどを提供する「TrueTheater Sound」をはじめ、動画ファイルやピン留め(ローカル保存機能)したYoutube動画などから音声を抽出する機能や、WASAPI排他モードのサポートフォーマットを拡張。また、細かいところでは、ファイル名が連番の動画をシリーズ動画として管理し、レジューム再生できる機能が追加されたほか、サイバーリンククラウドのストレージ容量が20Gバイト/年(無料)に増加している。

Blu-ray DiscのISOイメージを直接再生可能になった

TrueTheater Soundを搭載

WASAPI排他モードのサポートフォーマットが拡張された

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