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GTX 960を搭載したゲーミングキューブPC――「G-Master Stinger Extreme」の実力コンパクトでも高性能(2/3 ページ)

サイコムの「G-Master Stinger Extreme」はコンパクトなキューブ型ケースにGTX 960搭載グラフィックスカードを詰め込んだゲーミングマシンだ。小さくても速い!

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ゲームを快適にプレイできる基本システム

 マザーボードは、ASRockのIntel H97 Expressチップセット搭載マザーボード「H97M-ITX/ac」を採用している。高耐久設計とは言い難いシンプルな電源部のマザーボードだが、ミドルレンジクラスまでのCPUならば問題なく使うことができるだろう。標準で1000BASE-T対応の有線LANのほか、IEEE802.11ac対応の無線LAN、Bluetooth v4.0機能を搭載している。

 CPUは、BTOで柔軟なカスタマイズが可能で、Core i7からCore i3まで、省電力版を含めて幅広い選択肢の中から選ぶことができる。キューブ型ボディは内部スペースにあまり余裕がないが、CPUクーラーには、ロープロファイルながら冷却効率に優れたNoctua製のCPUクーラー「NH-L9x65」を採用することで高性能で発熱が高いCPUも搭載を可能にしており、評価機にはCore i7-4790Kが搭載されていた。

Noctua製のCPUクーラー「NH-L9x65」を搭載している。高さ65ミリのロープロファイル仕様ながら冷却効率が高く、発熱の高いCPUもしっかりと放熱することができる

 もっとも、ゲーミングマシンという位置付けをふまえつつ、マザーボードとのバランス、放熱のしやすさ等を総合的に考えると、標準構成のCore i5-4460やCore i5-4690あたりがお勧めだ。

 ゲーミングマシンの要といえるグラフィックスカードには、標準でNVIDIAの最新ミドルレンジGPU「GeForce GTX 960」を搭載したショートサイズのカードを採用している。GeForce GTX 960は、NVIDIA GPUの中ではミドルレンジという位置付けながら、最新の3Dゲームも標準画質以上で快適にプレイできる3D描画性能を備えている。

 電力効率にも優れており、低負荷時、高負荷時の消費電力/発熱ともに低い水準であることから、本製品のような省スペースなゲームマシンとの相性は抜群だ。BTOではGeForce GTX 750 Ti(2Gバイト)やGeForce GTX 750(1Gバイト)を搭載したカードなども選べる。

 メモリはPC3-12800 DIMMを採用しており、容量は4Gバイト(4Gバイト×2)、8Gバイト(8Gバイト×2)、16Gバイト(8Gバイト×4)の3種類が用意されている。ストレージは2.5インチSSDと3.5インチHDDを1基ずつ搭載できる。BTOでは容量だけでなく型番を指定しての選択が可能だ。

 評価機には128GバイトのSSD(TOSHIBA THNSNJ128GCSU)と500GバイトのHDD(Seagate ST500DM002-1BD142)が搭載されていた。スリム対応の光学ドライブを内蔵する点も特徴で、DVDスーパーマルチドライブか、BD-REドライブかを選べる。

 BTOで選択できるプリインストールOSはすべて64ビットのDSP版で、Windows 7の各エディション、およびWindows 8.1、Windows 8.1 Proが用意されている。評価機のプリインストールOSは、64ビット版Windows 8.1だ。

HWiNFO64の情報表示画面。評価機のCPUはCore i7-4790Kを搭載。第4世代Coreプロセッサーの最上位モデルだ

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