Windows 10アップグレード対策を施した9機種投入――東芝「dynabook」夏モデルの見どころ:2015年PC/タブレット夏モデル(1/2 ページ)
大画面ノート、低価格コンパクトノート、液晶一体型デスクトップと、東芝は個人向け主力PCを夏商戦に向けてモデルチェンジした。Windows 10のアップグレート対策を施しているのが特徴だ。
夏のボーナス商戦に向けて主力機種をモデルチェンジ
東芝は5月19日、「dynabook」ブランドの2015年PC/タブレット夏モデルを発表した。5月22日より順次発売する。
今回店頭向け製品として発表したのは、以下の9機種(カラーバリエーションを含めると計19モデル)だ。いずれもOSに64ビット版Windows 8.1 Update、オフィススイートにOffice Home & Business Premium プラス Office 365 サービス(1年間)を採用する。詳細はそれぞれの記事を参照いただきたい(製品名をクリックすると各記事へ移動)。
- 15.6型4KプレミアムノートPC「dynabook T95」
- 15.6型スタンダードノートPC「dynabook T75/T55/T45」
- 11.6型タッチ対応エントリーノートPC「dynabook N51」
- 21.5型液晶一体型AVPC「dynabook D81/D71/D51」
- 21.5型液晶一体型PC「dynabook D41」
夏モデルの主な特徴としては、dynabook Tシリーズにおけるボディデザインと入力環境、端子類の見直し、REGZAサーバによる録画番組をHD画質のままmicroSDメモリーカードやUSB HDDにダビングしてdynabookで視聴できるコンテンツ保護技術「SeeQVault」のサポート、dynabook Tシリーズとdynabook D81におけるハイレゾ対応(dynabook Tシリーズはヘッドフォン使用時、dynabook D81は内蔵スピーカーでハイレゾ音源が楽しめる)、Windows 10アップグレード対策が挙げられる。
最後のWindows 10アップグレード対策については、アップグレード前のデータバックアップ用ソフト「Windows 10対応バックアップナビ」、アップグレード後に基本操作を学習できる「動画で学ぶWindows 10」を標準搭載するほか、メーカーWebサイト(dynabook.com)でサポート情報を随時公開する予定だ。ちなみにWindows 10は発売後1年間に限り、Windows 7/8.1から無償アップデートが可能と発表されている(企業向けは除く)。
全体的には外装や細かな仕様の変更にとどまっており、大幅な仕様強化や新シリーズの投入などはない。春モデルに比べて基本性能の底上げがみられる一方、GPUやストレージのスペックが下がっている機種も一部にある。今夏に予定されているWindows 10のリリースを控え、ボーナス商戦に向けて大画面ノート、低価格コンパクトノート、液晶一体型デスクトップといった売れ筋機種に絞ってアップデートをかけた格好だ。
継続販売モデルも多数
今回モデルチェンジが行われなかった以下の店頭モデルは継続販売となる。
- 12.5型着脱式2in1デバイス「dynabook R82」
- 13.3型スリムコンパクトノートPC「dynabook R83/R73」
- 13.3型コンバーチブル&デタッチャブルPC「dynabook KIRA L93」
- 13.3型プレミアムスリムノートPC「dynabook KIRA V83/V73/V63」
- エントリークラスの11.6型2in1デバイス「dynabook N61」
- 筆圧ペン採用の10.1型/8型Windowsタブレット「dynabook Tab S90/S80/S68」
- 10.1型Windowsタブレット「dynabook Tab S50」
- 8.0型Windowsタブレット「dynabook Tab S38」
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