スティック型PCで使うWindows 10ってどんなんかなー「Diginnos Stick DG-STK2F」で試す:1万円台半ばで買えるWindows 10 PC(1/3 ページ)
スティック型PCにもWindows 10の波が押し寄せてきつつある。Windows 10 Homeインストール済みのスティック型PCで使い勝手を試してみた。
ココが「○」 |
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Windows 10導入済み |
USB 2.0が2個同時使用可 |
ココが「×」 |
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処理能力大差なし |
キーボード・マウス自己調達 |
Windows 10をプリインストール
スティック型PCの多くは、登場時期の関係からWindows 8.1を導入したモデルが多い。多くの場合、Windows 10への無償アップグレードに対応しているが、アプリケーションなどをインストールして運用している場合、システムストレージの空きが足りずにアップデートできないこともある。スティック型PCは単体のOS本体よりも安いことがあるため、苦労してアップデートするよりも、買い直してしまった方が手間がかからないことが多い。Diginnos Stick DG-STK2F(以下DG-STK2F)は、最初からWindows 10をインストールしたモデルだ。インストールされているのは、Windows 10 Home(32ビット版)だ。
Windows 10は接続デバイスによってUIが変化するContinnum機能を用意しているが、本製品の場合は、キーボードやマウスを接続する関係から通常のデスクトップPCと同じ扱いだ。PC用ディスプレイに接続すると、見た目や使い勝手に関しては、通常のデスクトップPCなどまったく変わらない。
Windows 10ならではのメリットとしては、仮想デスクトップが使えることだろう。仮想デスクトップは、複数のデスクトップを切り替えられる機能だ。メイン画面ではSkypeやTwitter、仮想画面ではWebブラウザやオフィスアプリケーションを置いておき、画面を簡単に切り替えるといった使い方ができる。スティック型PCはシングルディスプレイで使用する前提の製品であるため、こうした画面切り替え機能は便利だ。
ただ、スティック型PCはシステムメモリの容量が少ないため、多くの仮想デスクトップを作成することは避けたい。タブレットなどと兼用で使う設計になっているため、家庭用テレビなどに接続した場合でも、全体的なUIはWindows 8.1と比べて改善している。
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