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重い! 全銅クーラーの980 Tiカード&デュアルR9 390カードに注目古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

先週はパッケージがずっしり重いグラフィックスカードが話題になっていた。重さの理由が異なる2種類のグラフィックスカードから最近の自作トレンドが見えてくる。

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通常版より270グラム重い「GTX 980Ti GAMING 6G GOLDEN EDITION」が登場!

 グラフィックスカードは、「箱を手に取ってみると違いが分かる」(パソコンSHOPアーク)という重い新製品が話題だ。1つはMSIのGeForce GTX 980 Tiを搭載した「GTX 980Ti GAMING 6G GOLDEN EDITION」。オリジナルクーラー「Twin Frozr V」のヒートシンクとヒートパイプを銅で作った限定モデルで、価格は11万円前後となる。

MSI「GTX 980Ti GAMING 6G GOLDEN EDITION」

 基本スペックは6月登場の「GTX 980Ti GAMING 6G」とほぼ同じで、「OC Mode」のコアクロックがベース1291MHz/ブースト1190MHzと若干引き上げられている程度。カード長も277ミリで同じだが、クーラーが全銅になったことで、重量は270グラムアップの約1338グラムとなっている。

 各ショップの新製品コーナーで目立っているが、売れ行きは「そこそこ」との声が多かった。BUY MORE秋葉原本店は「銅はアルミよりも熱を吸い上げる力が強いので、ケース内部のエアフローをよく計算すればその冷却性を生かせるでしょう。ただ、冷却性を追求するなら近い予算で水冷を導入する手もあります。あえてこのモデルを選ぶ理由は銅の素材感を愛でる人が中心でしょう」と語る。

GTX 980Ti GAMING 6G GOLDEN EDITION本体

銅部分には防錆加工が施されている。バックプレートのドラゴンもゴールド仕様だ

 もう1つは、Radeon R9 390をデュアル搭載したPowerColorの「AXR9 390 II 16GBD5」だ。価格は14万円前後となる。3スロット占有のぶ厚いクーラーを搭載し、カード長は約304.8ミリ。8ピンの補助電源を4基そろえ、推奨電源容量は1000ワットだ。GDDR5メモリの容量は16Gバイトとなる。全重は非公開ながら、ゲーミングマウスなどのオマケも同梱したパッケージは「キロワット電源並みにずっしりしています」(パソコンSHOPアーク)と言われる。

 こちらは“プレミアム買い”より、4K環境での導入を考えて選ぶ人が多い様子。TSUKUMO eX.は「16Gバイトメモリというのが大きいですね。これだけの容量があれば、ゲーム以外なら4Kでそこそこ何でもこなせるので『おっ』となる人はいると思います。ただ、導入するには電源容量の問題をクリアしないといけないので、門は広くはないでしょう」と話していた。

PowerColor「AXR9 390 II 16GBD5」

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