市場実験!? MSIの斬新なゲーミングキットが話題に:古田雄介のアキバPickUp!(4/4 ページ)
モデルごとに組み合わせるパーツやアイテムのカテゴリが違うゲーミングキットや、独自クーラー搭載で出荷された初のTITAN Xなど、先週はチャレンジ精神溢れる新製品が多かった。
OS入りの完成品NUC「NUC5PGYH」が店頭に並ぶ
インテルの超小型ベアボーンシリーズ「NUC」にWindows 10やメモリ、ストレージを搭載した“完成品PC”タイプが登場したことも見逃せない。先週売り出されたのは、Pentium N3700をオンボードした「NUC5PGYH」。2GバイトのDDR3Lと32GバイトeMMC、Windows 10を搭載し、価格は3万8000円前後となる。
BUY MORE秋葉原本店は「スティックPCの影響もあり、小型で割り切り用途に使えるマシンを探している人は一定数いるので、そちらにも訴求したいという狙いがあるんじゃないかと思います。ある意味実験的なモデルでしょうね」と分析していた。
同店の超小型ベアボーンは2万円を切るモデルが売れ筋になっており、「ウチはOSのライセンスを余らせているお客さんが多いので、おそらくここの人気は揺るがないでしょう。となると新たな層を開拓することになる。上手くいくかは見守るしかありませんね」と話す。
そのほか、センチュリーの2.5インチドライブケース「ZIPANG USB 3.1」も新製品コーナーで目立っていた。価格は6000円弱。SATA接続のHDDやSSDをUSB 3.1接続の外付けドライブ化できる製品で、メタリックなボディを黄金色で仕上げているのが特徴だ。
入荷したパソコンSHOPアークは「持ってみるとずっしり重いです。名称からしても、外国人、とくに黄金が好きな中国の方をターゲットにしている感がありますね」と話していた。
関連記事
- 連載:週末アキバ特価リポート
- 連載:古田雄介のアキバPickUp!
- 2014年のアキバまとめ後編:GTX 980/970が新たなハイエンド像を、「Windows 8.1 with Bing」が新たなジャンルを生んだ
自作の街・アキバの2014年を象徴する8大トピックス。後半の4テーマは「DDR4対応のX99」と「GeForce GTX 980/970」「超小型PC」、そして「円安による値上がりと特価競争」だ。 - 2014年のアキバまとめ前編:XPマシンの代わりに小型の7マシンを組む雰囲気に
自作PC街としての「アキバの2014年」を前編/後編に渡って8大トピックで振り返る。前半の4テーマは「Kaveri」と「消費税×XP終了」「ベイトレ」そして「Haswell Refresh&Intel 9シリーズ」だ。 - 2013年のアキバを振り返る(後編)
前編に続き、自作PC街としてのアキバの2013年を振り返る。残るテーマは「奮闘するWindows 8.1」「開拓を先導し続けるNUC」「週末の華であり続けたSSD」「街のプチ再編と新たな兆し」だ。 - 2013年のアキバを振り返る(前編)
自作PC街としてのアキバの2013年を、7つのテーマに分けて振り返ろう。前編のテーマは「レベル違いの円安値上げ」「熱い展開のグラフィックスカード」「小石もなかったHaswellの覇道」だ。 - パーツショップ栄枯盛衰(前編):まだオレらのホームだった「電車男」以前――自作PCの街アキバを振り返る
映画「電車男」がヒットした2005年。街の再開発が進み、思えばそのころから“自作の街・アキバ”の空気が変わっていった。当時の空気感を写真とともに振り返ってみよう。 - パーツショップ栄枯盛衰(後編):写真で見るアキバ10年史
自作の街・アキバはこの10年でどんな変化を遂げたのか。街のキーポイント18カ所の変遷を追いかけてみよう。とにかく、写真とキャプションで。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.