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紙のノート代替を提案する2in1「dynaPad N72」のパフォーマンスを検証する12型で世界最薄最軽量(2/5 ページ)

東芝から2in1の新製品「dynaPad N72」が登場する。高性能なデジタイザペンやオリジナルアプリによって「創造的思考のためのインテリジェント・ツール」をうたう同製品だが、肝心のパフォーマンスをチェックした。

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派手すぎず、地味すぎないサテンゴールド

 本体は直線基調のデザインで、エッジ部分がわずかに丸みを帯びている。ボディカラーは、同社タブレットシリーズで定評のあるサテンゴールドを採用し、全体的に高級感が漂う。タブレット背面とキーボードドック底面には、滑りにくく、指紋もつきにくいラバーペイントを施した。

キーボードドックから取り外したところ
キーボードドックからタブレット部分を取り外したところ
タブレット部分の背面
タブレット部分の背面。縦持ちが基本となるため、ロゴも縦となっている
キーボードドックの底部
キーボードドックの底部

 実際に片手で持ってみると、軽さと優れたホールド性に驚く。軽量化のため、シャーシは高度な製造技術を必要とするカーボンとプラスチック樹脂の一体成型構造を採用。しかし、カーボン特有の織り込み模様をあえて外装で表現しないのは”大人の余裕”といったところだろう。

基本は縦持ち
デジタルノートを想定しており、基本は縦持ち。もちろん横でも使える
左側面部
左側面部はドッキングポートのみ
上側面部
上側面部は、左から順に、microSDカードスロット、Micro HDMI、充電用Micro USB、充電通知ランプ
右側面部
右側面部は、左から順に、ストラップホール、マイク、音量ボタン、電源スイッチ
下側面部
下側面部は、左から順に、マイク入力/ヘッドフォン端子、Micro USB、ペンホルダー。タブレット側にWindowsボタンは備えていない

 約6.9ミリという薄さを追求したにも関わらず、microSDカードスロット、Micro HDMI、Micro USB×2、マイク・ヘッドフォン端子、さらに近接無線転送技術「TransferJet」など豊富なインタフェースを備える。前面に約200万画素、背面に約800万画素のカメラを備え、ホワイトボードの書き込みやドキュメントを写真で取り込む際に威力を発揮する。

手書きノートに写真を取り込んだところ
プリインストールする東芝オリジナルアプリの「TruNote」で作成した手書きノートに写真を取り込んだところ

 クラムシェルスタイルでの利用時は、画面の傾斜角度が固定(実測約125度)となる。付属の専用キーボードは、スリット(実測4ミリの深さ)があり、中央部の接続用端子を配置。強力なマグネットでタブレットとキーボードを連結するスタイルだ。

クラムシェルスタイル
クラムシェルスタイル
キーボードドックにタブレットを固定
キーボードドックにタブレットを固定したところ

 キーボード面の4隅にもマグネットを配置しているので、普段からタブレットとキーボードドックを貼り合わせて持ち運びができる。ただし、磁力はあまり強力ではないので、移動時などに本体とキーボードが分離しないよう心掛けが必要な点が気になった。

タブレットとキーボードドックを重ねたところ
タブレットとキーボードドックを重ねたところ

 実測による重量は、タブレット本体が555グラム、キーボードドックが415グラム、合計970グラムだった(評価機)。付属のUSB ACアダプターは、実測サイズが43(幅)×43(奥行き)×28(高さ)ミリ、ケーブル込みの重量は82グラムとなる。5.2ボルト/2A出力仕様の中では、若干大きい部類となる。コンセント周りのスペースには常に余裕が必要だろう。

 (注・製品版は、タブレット本体が約579グラム、キーボードドックが約420グラムとなる)

付属のUSB ACアダプターとUSBケーブル
付属のUSB ACアダプターとUSBケーブル

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