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ビジネスプリンタ革命か!? 「エプソンのスマートチャージ」を導入して分かった本当の実力コスト、性能、機能に迫る(2/2 ページ)

レーザー複合機に比べてプリントコストを大幅に削減できるという「エプソンのスマートチャージ」。実際にITmediaで導入して試した結果を現場の声とともにお届けする。

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編集部でスマチャを使った感想

 オンライン上に記事を掲載するITmediaの編集部では、紙媒体の編集部ほどプリント頻度は高くない。それでも、記事の校正、デザインカンプ、メールで受け取った新製品資料、そして総務に提出する経費伝票や申請書など、複合機を使うシーンはそれなりにある。

 編集部においても「2〜3枚が手軽に素早く出せて便利」「米粒大の顔が多く写っている集合写真を印刷したが、表情を判別できるレベルで精細に出力できた」「光沢紙など普通紙以外に印刷できるのはレーザー機にはない強み」など、速度や画質は営業部と同様に評価が高かった。編集部でのプリント/コピーは基本的に少部数で毎回異なる内容なので、やはり1枚目の印刷が速いスマチャとの相性がよい。

イベントの写真
イベント取材の写真をA4にプリントしてみたが、米粒大の小さな顔の表情まで判別できる精細さだ

 営業部と異なるところでは「幅広いデバイスで利用できるのがありがたい」という声も挙がった。編集部にはMacユーザーも少なくないが、これまで利用していたA3カラーレーザー複合機はWindowsしかサポートしておらず、Macユーザーは仮想環境でWindowsを立ち上げてプリントしていた。もちろんスマチャはMac用ドライバも提供しているため、OS Xからも問題なくプリントできる。「これぞ待望の印刷環境」とMacユーザーは大喜びだ。

 また、スマチャはスマートフォンやタブレットからのワイヤレスプリントもこなす。エプソンが提供するスマートデバイス用の無料アプリ「Epson iPrint」をはじめ、さまざまなモバイル/クラウド連携が可能なサービス「Epson Connect」もサポートしているため、社内外問わず、プリンタ/複合機を幅広く活用できるのだ。「スマホやタブレットから直接PCレスでプリントできるのは気が利いている」という声も聞かれた。

Epson iPrint
独自アプリ「Epson iPrint」を使えば、スマートフォンやタブレットからワイヤレスでプリントを行える

スマチャのコストパフォーマンスは?

 さて、営業部と編集部の感想をそれぞれ見てきたが、スマチャ最大のメリットと言えば、やはりコストパフォーマンスの高さだ。スマチャの導入によって、どれほどコストを削減できるのだろうか。

 ITmediaでは5年リースでA3カラーレーザー複合機を複数台導入している。このうちの1台をピックアップすると、5年間の保守費用および消耗品代を含めて合計約300万円(税別)という契約になっており、1カ月あたり約5万円のコストという計算だ。

 これに対し、今回導入したスマチャは月額基本使用料金が1万円(税別)で、モノクロとカラーを合わせて1000枚までのプリントが可能なプランとなっている。月額の基本使用料金は、インクなどの消耗品、オンサイト保守サービスまで含めた価格だ。単純計算すると、そのコストは「1/5」と劇的に改善されることになる。

 もっとも、5年リースで契約しているA3カラーレーザー複合機のほうは、プリント速度が毎分50枚クラス(スマチャは毎分24枚)で、ステープラー付きのフィニッシャーやICカードリーダーなどスマチャにない機能も備えたハイスペックなモデルだ。単純にコストが1/5で使い勝手もそのままというわけにはいかない。

 しかし、今回スマチャを試した15人ほどのチームに限って言えば、それほどヘビーな複合機の使い方はしておらず、大量印刷やフィニッシャーの利用頻度は非常に低かった。実際は、ほとんどの利用シーンをスマチャで十分カバーできるに違いない。

 1カ月の出力枚数も1000枚内にギリギリ収まっており、仮にスマチャを使い続けていく中で、イベントの資料準備などで大量印刷が発生し、カラー印刷枚数が2000枚オーバーしたとしても、月額利用料金は2万円(税別)で済む。これは確かにおトクだ。

 なおエプソンによれば、一般的な毎分20枚クラスの複合機をリースした費用と比較しても、スマチャのトータルコストは1/2以下に収まるという。つまり、同レベルのスペックでA3カラー複合機を見渡した場合でも、大幅なコスト削減効果が期待できるわけだ。

A3複合機/契約年数5年の料金プラン
プラン名 スタンダードB フルカラーB スタンダードF フルカラーF
用途 モノクロ印刷が多い カラー印刷がほどんど モノクロ印刷が多い+用紙種別が多い カラー印刷がほどんど+用紙種別が多い
機器構成 ベーシック(基本モデル)、カセット2段:831枚給紙 フルセット(大容量給紙モデル)、カセット4段:1831枚給紙
契約年数 5年(中途解約の場合は解約金発生)
基本使用料金(月額) 1万円(税別) 1万2000円(税別)
基本印刷枚数(片面印刷) モノクロ2000枚、カラー600枚 モノクロ/カラー合わせて1000枚 モノクロ2400枚、カラー720枚 モノクロ/カラー合わせて1200枚
超過従量料金(1枚あたり) モノクロ1.5円(税別)、カラー5円(税別) モノクロ/カラーいずれも5円(税別) モノクロ1.5円(税別)、カラー5円(税別) モノクロ/カラーいずれも5円(税別)
A3複合機でも月額1万円(税別)の低価格から利用できる。レーザー/LEDプリンタに比べて、低コストでカラー印刷が行えるのも目を引く。月5000円(税別)から利用できるエプソンのスマートチャージの詳しいプランはエプソンの公式ページをチェックいただきたい

コストを抑えてしっかり使えるのが魅力

 今回の導入によって、スマチャこと「エプソンのスマートチャージ」は優れたコストパフォーマンスを実現したうえで、オフィスのカラー複合機として実用十分な印刷速度や画質、5年契約での長期運用に配慮した高耐久も兼ね備えており、注目すべきプリントサービスであることが確認できた。

 さすがにハイエンドなパフォーマンスを求める印刷環境には向かないが、中小企業など幅広いビジネスシーンをカバーできる性能と機能は確保している。設置場所で要求されるスペックに合致しているならば、コストを大幅に削減できる有力な選択肢であることは間違いない。プリンタ/複合機の置き換えや新規・追加導入の際は、検討してみることをおすすめしたい。

出力サンプル
実際にスマチャでプリントした文書。利用料金が安いだけでなく、幅広いニーズに応えられる速度と印刷品質が備わっている
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提供:エプソン販売株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2016年2月4日

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