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Apple「Magic Trackpad 2」、実は時間泥棒促進アイテムだった(1/2 ページ)

入力デバイス好きのみなさん、お集まり下さい。

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ほぼ5年ぶりとなる新モデル

 キーボードやマウス、タッチパッドといった入力デバイスは、日々の生活に欠かせない“きほんアイテム”と言えるでしょう。

 Appleの新型タッチパッド「Magic Trackpad 2」は、Apple WatchやiPhone 6sや6s Plus、新しいMacBook(MacBook Eary 2015)などで採用されている感圧タッチとTaptic Engineによるフィードバックを、既存のMacに提供してくれる唯一の存在です。この振動は、ちょっと癖になってしまうほどの魅力があります。

Apple Magic Trackpad 2 Appleの新型タッチパッド「Magic Trackpad 2」。パッケージには「2」の文字がありません。

 2015年10月、4K対応の21.5インチiMacと同時に発表されたMagic Trackpad 2ですが、従来モデルの「Magic Trackpad」が発売されて以来、ほぼ5年ぶりのアップデートとなります。

 Magic Trackpadとの違いを以下にまとめました。

  • 新たに感圧タッチテクノロジーを採用
  • Taptic Engineの搭載で触感インタフェースを導入
  • バッテリーが乾電池から内蔵タイプに変更
  • 凹凸がないフラットなデザインに変更
  • Bluetooth 4.0をサポート
  • 付属のLightning-USBケーブルをMacに接続するだけでセットアップや充電が行える
  • 有線接続のままでも利用可能
Magic Touchpad 単三乾電池を2本必要とした従来モデル(奥)との比較。色はシルバーからホワイトに変更されました。ちなみに、Magic Touchpadに見える模様は、ガラス面に入ったヒビです(うっかり踏んで割ってしまったのです……)

Macとの接続はケーブル1本で済む

 さて、このMagic Trackpad 2ですが、上面にガラス、底面には4つのゴム足と彫られたAppleロゴのみというミニマルなデザインを採用しています。サイズはKindle Paperwhiteとほぼ同等で、その姿形はまるでスリムな小型タブレットのようです。

 MacBook Eary 2015と同様、感圧タッチをサポートしたのも特徴です。タッチパッドを物理的に押し込む必要はなく、クリック感と同様の振動が得られますが、当然のように電源を入れないとTaptic Engineが働かないため、“ただの板”に過ぎません。

Kindle paperwhite iPhone 6s Magic Touchpad 6型ディスプレイを採用したKindle Paperwhiteとほぼ同じサイズ。写真は2012年モデルですが、ボディの大きさは最新モデルと同じです。iPhone 6sも並べてみました
Magic Touchpad 2 Lightningコネクタや電源スイッチは奥の面にあります。電源ランプやバッテリーランプは用意されず、バッテリー残量は接続したMacの「システム環境設定」でしか確認できません
Magic Touchpad 2 Magic Touchpad 2の底面には、Appleロゴの刻印と4つのゴム足があります。重量は約233グラムでした

 Macとの接続も簡単です。付属のLightning-USBケーブルを使ってMagic Trackpad 2とMacをつなぐだけで済みます。ペアリング作業は一切必要なく、あっという間にセットアップが自動で完了します。この手軽さは、長年(そして今も)Bluetoothの接続で四苦八苦している人にこそ試してもらいたいほど。

Magic Touchpad 2 画面 Macに接続したところ瞬時に通知画面が表示され、ペアリングが完了します

 このLightning-USBケーブルは充電も兼ねており、約2時間の満充電で1カ月程度は駆動するとのことです。加えて、ケーブルを接続したまま充電しながら利用できるのもうれしいところですね。

Magic Touchpad Magic Touchpad 2 付属ケーブルの長さは約112センチあります。もちろん、手持ちのLightning-USBケーブルも使えます

 ただし、Magic Trackpad 2をフルに生かすためのシステム条件は「OS X v10.11以降を搭載したBluetooth 4.0対応Macコンピュータ」とあるように、最新のEl Capitanを導入している必要があります。試しにOS X Yosemite(v10.10.4)が入ったMacBook Pro(Mid 2015)に接続したところ、有線接続で利用できるようになったものの、Bluetoothのペアリングは手動で行う必要がありました。

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