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Microsoft、AR HMD「HoloLens」の日本への提供を発表

日本マイクロソフトは、AR(拡張現実)対応のヘッドマウントディスプレイ「HoloLens」を日本の開発者と法人向けに提供することを発表した。

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 日本マイクロソフトは11月1日、Windows 10搭載ヘッドマウントディスプレイ(HMD)の「HoloLens」を日本の開発者と法人向けに提供することを発表した。2016年内にプレオーダーを開始する。

AR HMD「HoloLens」
AR HMD「HoloLens」

 HoloLensは2015年1月に行われた米Microsoftのプレス向けイベントで披露されたHMD。Windows 10の搭載により、別途PCなどに接続することなく単体で動作し、現実の空間に映像や情報を重ねて表示する拡張現実(AR)の体験を提供する。同社はHoloLensで、ARより進んだ概念として、現実世界と仮想現実(VR)が融合した「複合現実(MR:Mixed Reality)」の実現を目指している。

 日本に先駆け、米国をはじめ、カナダ、オーストラリア、アイルランド、フランス、ドイツ、ニュージーランド、英国の8か国で販売しており、ラインアップは開発者向けキット「Development Edition」(3000米ドル)と、それにビジネス向けの機能を加えた法人向けキット「Commercial Suite」(5000米ドル)が用意されている。

 米Microsoftは2017年中に、Windows 10のアップデートによりHoloLensのプラットフォームである「Windows Holographic」を一般的なWindows 10搭載PCに提供し、他社のVR HMDでもWindows HolographicによるMR体験を可能にする計画だ。

 今回の日本開発者への提供も、2017年のWindows Holographic提供を見据えたものとみられる。

HoloLensの利用シーン
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HoloLensが目指す世界
壁にToDoリストやアプリアイコンが出現
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バイクのデザインを手元で確認しながら設計
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空中に浮かぶSkypeの通話画面
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自分の部屋とマインクラフトが融合
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素材から着色のスプレーまでが複合現実の中で完結する
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