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驚異の10万円切り! 「VRおじさん」オススメ限定モデルを作ってもらったよ先着20台の格安限定モデル(1/2 ページ)

PCでVRを楽しむためには、実は高性能な機種を用意する必要がある。だが、普通にVR向けPCを用意するとなると15万円前後というのが当たり前。日本にVRを広めるため、「VRおじさん」がツクモに直談判してきたぞ。

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速い、安い、小さい……。VR向けPCで、そんなウマい話ってありでしょうか!?

 良い子の諸君! 「VRおじさん」ことPANORAの広田だ!

 みんなVRは楽しんでいるかな? 2016年といえば、Oculus RiftやHTC Vive、PlayStation VRが発売された「VR元年」で、最近メディアで盛んに取り上げられているため興味を持っている方も多いはず。簡単に言えば、ゴーグルをかぶるとまるで映像の中に入ったように錯覚してしまうのだ。

VR向けPCを格安で組む!! 20台のITmedia読者限定モデル

 なかでも、一番に飛び抜けた体験を提供してくれるのが、米Valveと台湾HTCが共同で開発したHTC Viveだ。2つのベースステーションを対角線上に置いて設定した空間を歩いたり、モーションコントローラーを使ってCGに触れたりと、「映像に入る」以上の驚きを与えてくれる。

HTC Vive。オンライン販売だけでなく、国内で店頭販売も始まっており、ツクモを始めとするPCショップでデモを体験することも可能だ

 例えば、標準で用意されているミニデモ集の「the Lab」。左右のコントローラーを持って構えて、迫り来る敵を弓矢を次々と撃ち落としていく「Longbow」では、矢を弓に番て引くタイミングでコントローラーが振動して本当に打っているような気分にさせてくれる。

 グーグルのVRペイントツールの「Tilt Brush」を見たことがあるだろうか? モーションコントローラーを走らせて、平面的にではなく空間に立体的に絵を描いていけるのがめちゃくちゃ新しい。手を動かすことと描いているときの効果音がマッチしていて、筆を走らせているだけでも気持ちい。

 ほかにも、サンゴ礁や海底にワープして、海の生き物を眺めながらゆったりできる「theBlu」、両手を使ってさまざまなものに触れて、現実ではできないような投げたり壊したりといった好き放題することも可能な「Job Simulator」、コートを自動でワープして延々と1人でテニスのラリーを続けられる「Selfie Tennis」など、さまざまなジャンルのVRタイトルがリリースされてきている。

左からthe Lab、Tilt Brush、theBlu

 そして忘れちゃいけない(!?)のが、アダルト方面だ。Kissの「カスタムメイド3D2」、イリュージョンの「VRカノジョ」など、詳しくは自分で調べてほしいが紳士も大満足なインタラクティブ性を実現している。

 趣味で作る側に回っても楽しいだろう。Unity 5、Unreal Engine 4といった、スマートフォンやコンソールのコンテンツ制作に使われるゲームエンジンが無料から使えるようになっており、創造主としてバーチャルの世界をデザインして自分の世界を作り込めるのだ。HTC Vive向けのアプリを配布している「Steam」を検索すると、800を超えるタイトルが出てくる。スマートフォン初期のアプリのように、「一発ネタ」でも目立てる可能性は十分にある。

性能はマキシマムでも、価格はミニマムに!

 さて、そんなPC VRを始めるにあたって重要になるのがPCだ。HTC Viveは手元にあるどんなPCでも動くわけではなく、下記の推奨スペックを満たした、いわゆる「ゲーミングPC」を選ぶ必要がある。

  • CPU:Intel Core i5-4590、AMD FX 8350、または同等クラスのCPU以上
  • メモリ:4GB以上
  • GPU:NVIDIA GeForce GTX 1060、AMD Radeon RX 480、または同等クラスのGPU以上

 ここ数年、スマートフォンやタブレットが普及したおかげで、しばらくPCは同じものを使っていたという人もいるはず。そうした方々は買い替えが必要になるのだが、筆者の肌感覚ではVR向けPCならだいたい15万円前後はするイメージだ。ここに税込で10万7784円というHTC Viveが加わると、25万円を超えてしまう。

 面白いコンテンツがボコボコと登場している今このタイミングで、 ぐいっとVRを普及させるために、安価なPCを提供できないものか……。というわけで「VRが動くぐらいマキシマムな性能でも、お値段はミニマムに!」という無茶なお願いをするために、ツクモさんに直談判しにいったのだ!

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