RYZENでデスクトップCPU市場に殴り込みをかけたAMD(3/3 ページ)
開発コード名“Summit Ridge”こと「RYZEN 7シリーズ」が登場する。8コア/16スレッドで、国内市場想定価格は最上位のRYZEN 7 1800Xが5万9800円(税別)。
各社から82以上の対応マザーが登場予定
なお、同CPUのプラットフォームとなるSocket AM4マザーボードについては、主要マザーボードベンダー各社から、発売と同時に82以上の製品が市場投入される計画になっており、会場には、1月のCES 2017で公開されたより多くのマザーボードが展示された。
ただし、製品名やスペックに関しては、いっさい非公開とされ、プラットフォームの詳細は発売と同時公開になる見通しだ。また、展示エリアにはLenovoが発売を予定しているゲーミングタワーPC「Lenovo Y720 GAMING TOWER」とビジネス向けPCの「Lenovo Ideacenter 720」も参考出品され、ほかにも数多くのOEM/SIベンダーがRYZEN搭載PCの投入を計画しているとされる。
AMDは、このZenアーキテクチャを、データセンター・サーバー向けSoCとなる“Naples”(ネープルス、開発コードネーム)や、“Raven Ridge”(レーベン・リッジ)の開発コードネームで知られるモバイル向けAPUの「RYZEN Mobile」にも採用し、年内に製品投入を計画している。また、会場にはRYZEN 7と次世代GPUのVegaを組み合わせたデモも行なわれ、Vega搭載グラフィックスカードのリファレンスモデルが初公開された。
なお、RYZEN 7シリーズの日本国内における市場想定価格(税別)は、RYZEN 7 1800Xが5万9800円、RYZEN 7 1700Xが4万6800円、RYZEN 7 1700が3万8800円になる見込みだ。
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