40型4K曲面ディスプレイで映像制作が変わる!:プロの現場で活躍するフィリップスディスプレイ(2/2 ページ)
映像制作会社「studio GOONEYS」でフィリップスの4K曲面ディスプレイ「BDM4037UW/11」が活躍しているという。プロの現場を取材した。
―― そのほか何か気付いたことがあれば是非教えてください。
宮崎 まだ導入からそれほど月日が経っていないので、明確に言えることではないですが、目の疲れが多少緩和したように思います。忙しい時期は、それこそ四六時中ディスプレイを眺めなければならないこともあるのですが、そうした時はフリッカーが気になりだして、目の疲労も大きくなります。
目が疲れているからまばたきが多くなってフリッカーを感じやすくなるのか、フリッカーが見えるから目が疲れるのかは分かりませんが、BDM4037UW/11はフリッカーフリーをうたうだけあって、フリッカーを感じることはありません。目の負担が軽減されるだけで、気持ち的にはとても楽です。
―― 作品のフィニッシュを担当するとなると、色の再現性についても気になるところだと思いますが?
宮崎 色の再現性は重要ですね。BDM4037UW/11は、いわゆるハードウェアキャリブレーションディスプレイではありませんし、既に色をチェックするためのディスプレイは別にありますので、そちらと併用すればいいなと思い、色再現の方面ではそれほど高い要求は持っていませんでした。色に関してはアタリをつける程度の性能があればと思っていましたので十分です。それに、意外なほどにしっかりとした調整機能がそろっているので、ソフトウェアキャリブレーションでもかなり色を追い込むことができます。
―― デザインや本体回りの機能についてはいかがでしょう?
宮崎 デザインに関してはとても気に入っていて、会社でも好評でした。届いたときに部署内が沸いてましたから(笑)。
あまり業務機器然としていないのが良いですね。フィリップスさんですから、デザインも力を入れているのでしょう。制作はオシャレな環境で取り組みたいですから。スタンドがシンプルなので、設置しても邪魔にならない。キーボードやマウス、ペンタブレットなどの配置を頻繁に替えるため、デスク回りのスペースを広くとれるのはありがたいです。
ほかには、USBのポートを4つ装備しているのがうれしいですね。大抵は2ポートか3ポートなので、キーボード、マウス、ペンタブで埋まってしまい、キャリブレーションセンサーはPCから出す羽目になるので。
―― 曲面の4Kパネルといえば比較的新ジャンルの製品ですが、プロの映像制作の現場でも活躍しているんですね。最後に、BDM4037UW/11はどのような環境の方にお勧めできるでしょうか?
宮崎 個人で視聴するディスプレイとしてならば、どのような環境でも満足できると思います。中でも映像コンテンツやゲームを楽しむにはうってつけですよね。作品に没入できるのは間違いありません。
ホビー層以外でも、広大な作業領域というだけで重宝されると思います。弊社で当てはめるなら、そこまで厳密な色を求めないモデリングやアニメーション作成の部署なら、フルHDを2台使ったマルチディスプレイ環境をBDM4037UW/11の1台に切り替える可能性は大いにあります。まず作業領域の点で有利ですし、デスク回りもすっきりできます。それに、キャリブレーションを行うにしても、手間と時間がかかるソフトウェアキャリブレーションを2台やるよりは1台の方が楽ですから。
放送規格も4Kが始まって、これからの映像コンテンツの中心的な解像度になることは間違いないですし、PC側でも処理性能やストレージ容量といった環境が整ってきています。今回実際に使ってみて、4Kのリアルな解像感は制作現場に必要だと強く感じました。これから積極的に4Kディスプレイを導入していきたいと思います。
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