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エントリー向けNASキット4製品を徹底比較 組立・セットアップ編2017年春はこれを買う!(1)(3/5 ページ)

各社が発売している2ベイのNASキット4製品を用意し、セットアップから実際の使い勝手に至るまで、スペック表だけでは分からない違いを徹底比較。第1回は「組み立て」および「セットアップ」のポイントをチェックする。

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ASUSTOR「AS3102T」の組み立て方法

 本体のカバーをスライドさせて外したのち、レールに沿ってHDDを装着しネジ止めする。その後、カバーを元に戻してネジ止めして完成させる。SynologyのDS216jとほぼ同じ構造だが、こちらは指先で締められるネジを採用しているため、プラスドライバーを用意しなくても組み立てられることが大きな特徴。5点満点で5点。

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同梱品の一覧(マニュアル、ネジ類除く)。本体のほかACアダプター、電源ケーブル、LANケーブル×1というシンプルな構成
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本体のカバーをスライドさせて外す
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レールに沿ってHDDを差し込む
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両サイドからネジで固定する。指先で締め付けるタイプなのでドライバーは不要
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HDDの取り付けが終わったらカバーを元に戻す
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背面をネジ止めして完成。こちらもドライバーは不要

アイ・オー・データ機器「HDL2-AA0/E」の組み立て方法

 キットに含まれるHDD取付金具にHDDをネジで取り付けたのち、NAS本体の上フタを外してHDDを挿入し、上フタを元に戻せば組み立て完了だ。金具のネジ止めは多少煩わしいが、本体はネジ止めの必要もなく、はめ込むだけで済むので組み立て自体は容易だ。2基のHDDを背中合わせの向きセットする点に注意。5点満点で4点。

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同梱品の一覧(マニュアル、ネジ類除く)。本体のほかACアダプター、電源ケーブル、LANケーブル×1に加え、取付用の金具×2が付属するのが特徴
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まずはHDDに金具をネジ止めする
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本体の上フタをスライドさせて外す
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HDD2個がそれぞれ背中合わせになるように挿入する
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上フタを元に戻せば完了

組み立ての総評

 4製品の中で唯一カートリッジ式を採用するQNAPのTS-231Pは、本体を分解しなくて済むメリットはあるものの、カートリッジの利点が生きるのは運用開始後のドライブ交換の時だ。初回の組み立てにおいては、指先で締められるネジを採用したASUSTORのAS3102Tのほうが利便性は高い。とはいえ、後述のセットアップ手順に比べると4製品ともそれほど大きな差はなく、どの製品を選んでもとくに困ることはないだろう。

その2:セットアップ

 NASキットは自分でHDDを組み込むことから、OSのインストール作業は自力で行う必要がある。この工程がどれだけ自動化されているかが、導入のしやすさに直結する。またメーカーによってはソフトウェアをインストールしただけではユーザーおよび共有フォルダが作成されない場合もあるため、今回はPCのエクスプローラからファイルの書き込みができるところまでをセットアップの工程と見なして比較する。

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