事前予告通り、Appleは9月26日、最新macOS「High Sierra」の配信を開始した。Mac App Storeを通して無料で入手できる。サポート対応機種は、2009年以降に発売されたすべてのMacだ。
High Sierraでは、新ファイルシステム「Apple File System」(APFS)によるストレージの効率化や、圧縮効率の高いHigh-Efficiency Video Coding(HVEC/H.265)のサポート、新グラフィックスAPI「Metal 2」の採用とVRコンテンツ制作への対応などが特徴。これにあわせて、写真やSafariなど付属アプリの機能改善やパフォーマンス向上も行われている。
Appleのソフトウェアエンジニアリング担当シニアバイスプレジデントのクレイグ・フェデリギ氏は、macOS High Sierraは「Macの能力とレスポンスをより高めると同時に、将来的な新機能の基礎を築くための重要なアップデート」になるとコメントしている。
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パブリックβは6月後半配信予定。
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