Google HomeとAmazon Echoでスマート電球「Hue」を音声操作して分かったこと:山口真弘のスマートスピーカー暮らし(2/3 ページ)
スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回はPhilipsのスマート電球「Hue」を用い、Amazon EchoとGoogle Homeから部屋の照明をコントロールする方法を紹介しよう。
スマートスピーカーから音声で操作できるように設定する
以上は第1段階で、まだこの時点では、照明をスマホから操作できるようになったというだけだ。第2段階として、スマートスピーカーとの連携設定を行い、音声コマンドで操作できるようにしてやる。
HueはGoogle HomeとAmazon Echo、どちらのスマートスピーカーにも対応しているが、設定はほぼ共通だ。何をやっているか見えにくいぶんだけ最初は戸惑うが、手順そのものはそう難しいわけではなく、PC周辺機器のドライバインストールと大差ない。
Google Homeの場合は、Google Homeアプリから「スマートホーム」を選択し、パートナーの一覧からPhilips Hueを選択。その後にデバイスを追加し、部屋に割り当てれば完了だ。各電球のニックネームは、発音しやすく区別がつきやすい名前に変更しておくとよいのだが、これは後からでも行える。
Amazon Echoの場合も手順はほぼ同様で、Alexaアプリからスマートホームを選択し、「有効なスマートホームスキル」からHueを選択。その後にブリッジのリンクを経てデバイスの検出を実行し、Hueがデバイスの一覧に表示されれば完了だ。デバイスを検出する際、音声での検出にも対応するのがGoogle Homeとの相違点だ。
音声コマンドは、「ねぇ Google、」あるいは「Alexa、」の後に「○○(電球名)をオンにして/オフにして」「〜をつけて/消して」などと続けて言うことで操作が行える。この他、「〜を50%にして」「〜を明るくして」で光量の調整が行えるのは、Hueならではだ。
なお、音声コマンドを受け付けて調光が行われた後、Google Homeは「分かりました、ライトをオンにします」「はい、ライトをオフにします」などと操作内容を復唱するが、Amazon Echoは基本的に「はい」の一言だけだ。
繰り返し操作しているといちいち復唱されるのはかなり耳障りなので、個人的にはAmazon Echoの方が(そっけなく感じるが)好みである。この辺りは人によるだろう。
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