自宅をまるっとIoT化できて2.5万円 「mouse スマートホーム」は買い?(4/5 ページ)
マウスコンピューターの「mouse スマートホーム」は、既存の家電製品をスマートフォンから操作したり、センサーと連動して家電製品をオン・オフしたりと、「自宅をスマートホームに変身させる」ための製品群だ。そのスターターキットと別売の対応製品をまとめて試してみた。
室内のPM2.5濃度が分かるセンサーも
ここまで紹介した製品は、いずれもスターターキットに含まれるものだが、同シリーズはそれ以外に、空調にまつわる2つの製品を用意している。
1つはPM2.5センサーだ。室内のPM2.5濃度を測定し、「良好」「普通」「注意」の3段階で知らせてくれる。クリーナー機能は備えないが、後述する空気清浄機と連携し、PM2.5濃度が「普通」または「注意」になった場合に空気清浄機を運転させることもできる。
実際に使ってみた限りでは、PM2.5濃度が正常範囲にあるうちは、スマホに通知が飛んで来ることもないので、今回紹介している機器の中では飛び抜けて(いい意味で)存在感のない製品だ。測定データは全て蓄積されており、グラフで表示できるので、きちんと動いているか気になればアプリを起動して表示してやればよい。
ややもったいないのは、測定できるのがPM2.5のみだけということだろうか。温度や湿度についてはこのセンサーではなくルームハブ側で測定できるのだが、部屋の換気の目安となる二酸化炭素濃度についてはどちらも対応していない。今後のラインアップ追加に期待したいところだ。
単独でも利用できるスマート空気清浄機
もう1つはスマート空気清浄機だ。見た目は全く普通の空気清浄機で、機能についても同様なのだが、スマホから操作できる他、前述のようにPM2.5センサーと連携し、PM2.5濃度が上昇した場合にのみ運転を行うといった使い方ができる。また空気質のグラフ表示にも対応する。
このスマート空気清浄機には単体のリモコンも標準添付されており、PM2.5センサーなどとの連携機能を除いては、単独での利用にも対応する。他の機器に比べて本体サイズがひときわ大きなこともあり、ラインアップの中ではやや異色の存在だ。
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