MacBook Pro対抗の高性能ノート 「HUAWEI Matebook X Pro」現地レポート(1/3 ページ)
MWC 2018にあわせて13.9型「HUAWEI Matebook X Pro」が登場。
ファーウェイは2月25日、スペイン・バロセロナで開催中のMobile World Cogress 2018に合わせて新製品発表会を開催した。
ここで発表されたのは、13.9型タッチ対応液晶ディスプレイを搭載するノートPC「HUAWEI MareBook X Pro」と、タブレットの「HUAWEI MediaPad M5」シリーズ。さらに、次世代高速通信である5Gのチップセットも披露された。スマートフォンの発表はなかったが、HUAWEI Pシリーズの新モデルが3月27日に発表することも予告された。
MacBook Pro対抗の高性能ノート「HUAWEI Matebook X Pro」
新製品のプレゼンテーションに登壇したのは、コンシューマー ビジネスグループのCEO、リチャード・ユー氏。2017年に発売したHUAWEI Mate 10シリーズやHUAWEI MateBookシリーズの好調をアピールしたあと、今回の目玉である「HUAWEI Matebook X Pro」を発表した。
ユー氏は、MateBook X Proを「World First FullView Touch-Screen Notebook」とアピール。画面サイズは13.9型で、アスペクト比は3:2。91%という画面占有率を実現している。プレゼンではAppleのMackbook Proと比較するスライドを投影し、Makbook Proに対抗するモデルであることを意識付けた。
本体サイズは最厚部が14.6mm、最薄部が4.9mmとどちらもMacbook Proよりスリム。さらに大画面スクリーンを搭載しながら、重量約1.33kgという軽さであることを強調した。
パフォーマンス面では、第8世代Core i7を搭載。効率的な放熱を行うファーウェイ独自の「Intelligent Cooling System」を導入。GPUにはNVIDIAのGeForce MX150を採用し、動画編集などに力を発揮することや、4つのスピーカーを内蔵し、Dolby Atmosに対応していることもアピールされた。
続いて、ハードウェア面での特徴が紹介された。ワンタッチで起動できる指紋センサーは従来モデルに引き続き搭載されているが、認証スピードはさらに速くなった。スリープ状態からのログインが1.9秒というのは前モデルMateBook Xと同じだが、休止状態からのログインが6.6秒(前モデルは7秒)、電源オフからのログインが7.8秒(前モデルは9秒)と高速化している。
フルサイズのキーボードを搭載し、そこに新しいギミックも盛り込まれている。Functionキーの中央に、カメラのアイコンのキーがあり、それをカチッと押すとカメラが出てくる仕様だ。これが紹介されたときは拍手も笑い声を起き、この日のプレゼンテーションの中で最も盛り上がった瞬間だった。
MateBook X Proのプレゼンテーションの終盤には、MicrosoftのGlobal Devices PartnersのGM、Kurt Petersen氏が登場し、「Personal Digital Assistant」と「Instant Translator」の利便性を紹介した。
発売は2018年の第2四半期で、価格は仕様によって異なるが1499米ドルから。
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