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外付けポータブルSSDで2800MB/秒!? 「Portable SSD X5」の爆速性能を確かめる(3/4 ページ)

ツルッツルの流線型ボディーが目を引く外付けSSD「Samsung Portable SSD X5」。Thunderbolt 3に対応し、ポータブルながら公称のシーケンシャルリード2800MB/秒に達するという爆速スペックを検証する。

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AS SSD Benchmarkでファイルコピー性能を見る

 続いて、AS SSD Benchmarkの「Copy-Benchmark」を実施した。これは3種類のパターンでファイルコピーを行い、転送速度を見る内容だ。「ISO」は2つの大きなファイル、「Program」は多くの小さなファイルで構成されるプログラムフォルダ、「Game」は大小のファイルが混在するゲームフォルダをコピーする。

 結果はご覧の通り、ISOとGameでは1300MB/秒を超える速度。ISOでは約1.06GBのファイを0.74秒、Gameでは約1.38GBのファイルを1.05秒でコピーを終えている。まさに一瞬と表現していいだろう。比較対象のT3がそれぞれ4.28秒、6.74秒だから、いかに速いかが分かる。小さいファイルで構成されたProgramは多少苦手だが、それでもT3の約3.5倍の速さなのだから文句はない。

AS SSD Benchmarkの「Copy-Benchmark」のスコア。左からSamsung Portable SSD X5、Samsung Portable SSD T3、ZenBook Pro 15 UX580GE内蔵SSD(Samsung PM961)の結果

エクスプローラ上でのファイルコピーテスト

 より実践的なテストとして、Windows 10のエクスプローラでファイルコピーを行った時間を計測した。コピーしたファイルは、デジタルカメラで撮影したRAWデータとJPEGファイルで、合計2900ファイルだ。

 Samsung Portable SSD X5は、PC→SSDは47秒、SSD→PCは49.4秒。転送速度にして1GB/秒前後。Samsung Portable SSD T3と比べると、PC→SSDでは3.5倍以上、SSD→PCでは2.5倍以上の速度でコピーを終えた。こちらも圧倒的である。

 なお、ファイルコピー(PC→SSD)の終了直前にFLIR ONEでサーモグラフィーを撮影したところ、最大温度は33.9℃だった。よっぽどの大容量データを一気にコピーしないかぎりは熱については気にしないでよいと思われる。


ファイルコピーテストの結果

ファイルコピーテスト(PC→SSD)の終了直前にFLIR ONEで撮影したサーモグラフィー。最大温度は33.9℃だった

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