Retinaディスプレイを採用した新型「MacBook Air」 1199ドルで11月7日に発売
待望のRetinaディスプレイ(2560×1600ピクセル)を採用。より小さく、薄いボディーになった。
10月30日(日本時間)、Appleはニューヨーク・ブルックリンでスペシャルイベントを開催した。最初に紹介された新製品は、13.3型液晶ディスプレイを搭載するノート型Mac「MacBook Air」の新モデルだ。
待望のRetinaディスプレイを採用したのが最大の特徴。13.3型ディスプレイは2560×1600ピクセル表示に対応し、発色も48%向上、視野角も広くなった。また、旧MacBook Airのベゼル(シルバーの部分)がなくなったことでボディーを小型化、旧モデルに比べてフットプリントが約17%削減されている。さらに重量は約1.25kg(2.75pound)と軽量化した。
CPUは1.6GHz(最大3.6GHz)動作の第8世代Core i5を採用、8GBメモリ(最大16GB)と128GB SSD(最大1.5TB)を搭載する。この他、ディスプレイ上部にFaceTime HDカメラ、キーボードにTouch IDも内蔵。これらはT2セキュリティチップで制御され、セキュアブートやデータ暗号化、Hey Siri、Apple Payにも対応する。
キーボードは第3世代バタフライキーボードを採用し、耐久性をさらに向上。バックライトも内蔵する。また、タッチパッドの入力域は旧モデルに比べて20%広くなり、感圧タッチをサポート。インタフェースは左側面にThunderbolt 3ポートを2基搭載。各種映像出力が利用できる他、5Kディスプレイや外付けGPUボックスも接続できる。バッテリー駆動時間は動画再生で約13時間(無線を使ったWebブラウズで約12時間)。
カラーバリエーションは3色。1199ドルで同日より予約を受け付け、11月7日に発売する。
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