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2018年に買って使ってグッと来た「デジタル仕事道具」ベスト5(5/5 ページ)

連載「山口真弘のスマートスピーカー暮らし」でおなじみの山口さんが、2018年に購入したデジタル製品の中から、仕事に役立つものベスト5をピックアップ。あなたのベスト5は何ですか?

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オーディオデバイス部門:Nuheara「IQbuds」

 仕事の裁量がある程度個人に任されている会社ならば、デスクワークをしながらのイヤフォンやヘッドフォンの利用が認められている場合もあるだろう。一方で、外部の音が完全に聞こえなくなると、周りから声をかけられても気が付かないし、会社や事務所にかかってきた電話や内線だけでなく、来客のインターフォンまでも聞き逃しかねず、これでは少々都合が悪い。

 こうした場合に、耳に付けたまま対応できるのがNuhearaの「IQbuds」だ。ジャンルとしてはカナル型の完全ワイヤレスイヤフォンに分類される製品だが、スマホの専用アプリと連携し、外部の音を通過させたり、カットしたりといった切り替えが、タップ一つで行える優れものだ。

 具体的には、しばらく業務に集中したい時は周りの音をシャットアウトしたり、電話がかかってくる可能性があったりする場合は、その間だけ外の音を聞こえる状態にしておく、といった使い方ができる。外出時も、街を歩いている時は外の音をオン、電車の中ではオフ、また帰りにスーパーやコンビニ寄る時はレジでの会計に備えてオンにしておくといった切り替えをすればよく、わざわざイヤフォンを付けたり外したりする必要はない。

 1回の充電で最大4時間の音楽再生ができる他、携帯ケースを使えば3回分の充電が行える。ソフトウェアで制御する関係上、本体のボタン割り当ても自由に変更できるので、側面のタップやダブルタップ、長押しといった操作に、再生や一時停止、スキップといった操作を、使いやすいように割り当てられるのも特徴の一つだ。

 また、本製品には複数のプリセットが用意されており、オフィスや社内、飛行機の中など、さまざまな環境固有のノイズをカットできる。さらに本製品は、単に外の音を通過させるだけでなく増幅させることもできるので、通常では聞こえにくい遠くの会話をクリアに聞けるのも面白い。

 価格は3万円台後半〜4万円台前半と気軽に買える価格でないのだが、海外では補聴器として販売されることもあるそうで、単なるイヤフォンの域を超えた、付加価値の高い一品としてお勧めしたい。なお利用にあたっては、スマホアプリとの連携が必要な関係上、スマホ(iOS/Android)との組み合わせでないと使えないことだけは注意した方がよいだろう。

iPad Pro
外見はやや大柄な完全ワイヤレスイヤホンといった体裁。ピースは左右で形状が異なる
iPad Pro
付属の充電ケースと並べたところ。やや大柄なのが玉にきずだ
iPad ProiPad Pro スマホアプリでは外の音量オン/オフ、およびオンの場合の音量調整が行える(画面=左)。本体側面のボタンに任意の操作を割り当てられる(画面=右)。ボタンの配置にクセがある他のメーカー製品からの乗り換えも容易だ
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