Echo Plusが外部スピーカーになる音声入力機能を試す:山口真弘のスマートスピーカー暮らし(2/2 ページ)
スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回は第2世代「Echo Plus」にのみ搭載されている、オーディオケーブルを使った外部デバイスからの音声入力機能を試してみた。
マイクオフにより一般的なスピーカーの挙動に近づく
本機能を使うと、音楽の再生中はスマートスピーカーとしての機能も普通に使える。試した限りでは、通常よりも若干反応が悪いように感じられたが、音楽を再生中だからといってAlexaが応答しないといったことはない。
とはいえ、外部から入力した音が小さく、ボリュームを最大に上げても聞こえにくいというBluetooth接続時にもみられた問題は、この有線接続でもそのままだ。音量を上げるために本体の音量ボタンでボリュームを上げていると、Echo Plusの応答音やAlexaの音声がとんでもない爆音になってしまう。このあたりはやや考えものだ。
この機能が実装されたのは、Echo Plusのスピーカーが従来モデルから大きく改善され、音質が向上した証しともいえるが、スマートスピーカーとしての機能をオフにして、完全な有線スピーカーとして使えないだろうか。試した限り、残念ながらそれは不可能だった。
というのも、本製品のステレオジャックを外部入力に設定するためには、Alexaアプリを使わなくてはいけないからだ。スマートスピーカーとしてのセットアップが完了していない状態でケーブルをつないでも、音を鳴らすことはできない。念のため、本体を初期化した状態で試してみたが、全くの無反応だった。
もしこれができれば、将来的に後継モデルが登場して、本製品がお役御免になった場合に、有線スピーカーとして活用することができたのだが、現状ではそれは不可能で、今後の対応も期待薄だ。もし、なるべくスマートスピーカーとしての機能を使わず、一般的なスピーカーの挙動に近づけたければ、マイクをオフにするといった対処をするとよいだろう。
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