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USB 4がついに船出 Thunderbolt 3ベースで最大40Gbpsを実現
IntelやHP、Appleなどで構成されるUSB推進団体「USB Promoter Group」が、3月4日に次世代USBアーキテクチャ「USB 4」の仕様を発表した。USBの帯域幅が現行のUSB 3.2の2倍になる他、細かい仕様は2019年半ばに公表される見込みだ。
3月4日(現地時間)、USB Promoter Groupが次世代USBアーキテクチャとなる「USB 4」規格の仕様を発表した。あわせて、IntelもThunderbolt 3プロトコル仕様をUSB Promoter Groupに提供したとのリリースを行っている。
これにより、USB Promoter GroupはUSB 4の標準仕様としてThunderboltプロトコルを採用し、USB Promoter Groupの参加企業は無償でThunderbolt互換のチップを作れるようになった。
USB 4は現行のUSB 3.2の2倍となる帯域幅を備え、USB 3.2やUSB 2.0、Thunderbolt 3との互換性を維持するという。現状、50以上の企業がドラフト仕様のレビューに参加しており、2019年半ばに仕様を公表できる見込みとしている。
現時点で明らかになったUSB 4の特徴は下記の通りだ。
- 既存のUSB Type-Cケーブルを使用した2レーン動作と40Gbps認証ケーブルを使用した最大40Gbpsの動作
- データおよびディスプレイの複数プロトコルにより、バス上の総利用可能帯域を効率的に共有
- USB 3.2、USB 2.0、Thunderbolt 3との後方互換性
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