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合体してAlexaスマートディスプレイに変身するレノボのAndroidタブレットを試す山口真弘のスマートスピーカー暮らし(2/2 ページ)

スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回はタブレットとドックを合体させることでAlexa搭載のスマートディスプレイとして利用できる、レノボの「Lenovo Smart Tab P10 with Amazon Alexa」を試してみた。

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ドックに乗せると自動的にスマートスピーカーとして利用可能に

 セットアップについては、まずAndroidの標準的な手順に沿ってインストールを実行した後、続いてAlexaまわりのインストールと設定を行う。これらのフローはほぼ一体化しており、AndroidにAlexaアプリをインストールするのに比べ、より密接に結びついている格好だ。

 もっとも、実質的に2つの製品のセットアップを連続して行うことになるため、時間はかなり掛かる。短くても十数分、アップデートが長引くと30分弱はかかりかねないので、時間に余裕がある時に行わないと、息切れしてしまいかねない。

Lenovo Tab
まずWi-Fiに接続し、Android標準のセットアップを行う。この画面の後に、Googleへのログインや指紋登録などのプロセスがある
Lenovo Tab
GoogleアシスタントのVoice Matchの設定もここで行う。Alexaビルトインのデバイスであるにもかかわらず、Google Homeの設定を行うのはなかなかシュールといえよう
Lenovo Tab
続いてAlexaとの連携を行う。といってもAmazonアカウントでログインするだけだ
Lenovo Tab
完了するとタブレットをドックに置くよう促される
Lenovo Tab
Bluetoothでペアリングが実行される
Lenovo Tab
設定完了。Showモードへの切り替えはタブレットを立てかけることで自動的に行われる他、タブレットの通知領域から手動で切り替えることも可能だ

 セットアップが完了し、タブレット部分をドックに載せると、それまでのAndroidのホーム画面が、自動的にAlexaの画面に切り替わる。この画面は「Showモード」と呼ばれる、Echo Showの画面とそっくりの外観を持つモードで、AmazonのタブレットFireシリーズにも搭載されている。この状態で、スマートスピーカーとして音声での呼び掛けに応答する。

 一方、タブレットをドックから取り外すか、あるいは手動でホームボタンを押せば、Showモードが解除され、Androidのホーム画面が表示される。ドックに載せたままAndroidの機能を使うこともできる。切り替わり時にかなり大きな音が出るのがやや気になるが、このあたりのシームレスな挙動は好印象だ。

Lenovo Tab
通常はAndroidタブレットのホーム画面が表示されているが……
Lenovo Tab
ドックに置いてBluetoothのコネクションがつながると、AlexaのShowモードへと切り替わる

 次回は、Alexaデバイスとしての使い勝手を見ていく。

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