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使って分かった「Clova Desk」のいいところ気になるところ山口真弘のスマートスピーカー暮らし(2/3 ページ)

スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回はLINEの「Clova Desk」を使って分かった便利機能を取り上げる。

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意外と便利なAbemaTVを流しっぱなしにできる機能

 Clovaの大きな特徴である、音声によるLINEの送受信機能も健在だ。画面のないスマートスピーカーとは異なり、ディスプレイで入力内容を確認してから送れるので安心感がある。また今回は単体利用なので試していないが、ビデオ通話に対応するのも大きなウリだ。

Clova DeskClova Desk LINEの送受信は、自分のアカウントの他、Clova専用アカウントを使うこともできる(画像=左)。専用アカウントを作成すると、自分のアカウントに自動的に友だちとして追加される(画像=右)
Clova Desk
「ねぇクローバ、LINE送って」で入力画面が表示されるので、メッセージを入力する。画面下部にプレビューが表示される
Clova Desk
送信完了。宛先を指定するのではなく、グループに対して送信する形になる。家族利用を想定しているのだろう
Clova Desk
これは「テストグループ」というグループに対して、専用アカウント「クローバデスク」から「こんにちは」というメッセージを送信した状態

 それ以外にも、LINE MUSICに登録することで音楽を再生したり、天気やニュース、ラジオの再生、レシピを検索したりと、スマートディスプレイとしては一般的な機能を備えるが、なかでも面白いと思ったのが、AbemaTVの視聴に対応していることだ。

 スマートディスプレイにおける動画視聴は、YouTubeを巡ってGoogleとAmazonの間で駆け引きが続いているが、個人的にスマートディスプレイは個々の動画を探して見るより、1つのチャンネルを延々と流しっぱなしにする用途の方が、その特性からしてフィットしているのではないかと考えている。

 その点、流しっぱなしでの視聴が可能なAbemaTVをサポートしているのは、大きな強みと感じるし、実際使ってみようという気になる。ジャンルやアーティストだけ指定して曲はお任せとなる音楽ストリーミング配信と同じで、好みのチャンネルを指定して後は流しっぱなしにするという使い方は、魅力的だと感じる人も多いのではないだろうか。

 むしろ、人によっては本製品がどんなものかを説明する時に「AbemaTVを視聴可能なデバイスに、スマートスピーカー機能を追加したもの」と、主従を逆に説明した方が、ピンとくる場合もあるのではないだろうか。これならば、購入したはいいものの、スマートスピーカー機能を使いこなせなかった場合でも、ある意味でつぶしが利く。

Clova Desk
「ねぇクローバ、AbemaTVをつけて」でAbemaTVが起動する
Clova Desk
画面はPCやスマホで見るAbemaTVそのままだ
Clova Desk
タップすることで下段にチャンネルが表示され、左右スワイプで切り替えるインタフェースも共通なので扱いやすい
Clova Desk
音声コマンドの例。ダイレクトにチャンネルを指定することもできる

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