連載
「会議は面倒」から考える、働き方改革の一丁目一番地:そろそろ会議やめませんか(2/2 ページ)
そもそも、会議の価値とは何か? 必要以上に時間をとられたり、無駄を強いられていたりと、実は働き方改革の一丁目一番地なのではないだろうか。本連載では、「会議」にまつわるあれこれを、各所への取材を通じて探っていく。
会議を面倒と思う気持ちから考える
ここで問題なのは、「では、何をどうすれば会議は減るのか」「本当に必要な会議とは何なのか」ということだ。
本連載では、「会議に対してITができること」を、境界を設けずに取材して語っていこう、と考えている。
VRやARによる会議は、単純に距離や時間を縮めるだけでなく、「何を見ながら会議をするのか」という点で大きな革命をもたらす可能性が高い。
Slackのようなコミュニケーション技術は、日常の細切れの時間を「細切れの会議」化し、まとまった会議を減らすのに役立つ。ただし、「自社にどう導入すればいいのか分からない」というところもあるようだ。
音声の自動書き起こし技術は、議事録にかかわる仕事を劇的に変える。単に「書き起こすという作業がなくなる」だけでなく、そのデータを再活用することで、多くの仕事が楽になる可能性を秘めている。実際、英語では「会議や打ち合わせをリアルタイムに文字化し、参加者同士でシェアする」が現実になっている。
会議を面倒と思う気持ちが、どのような変化をもたらすのか。そのために必要なことは何なのか。
考えてみると、分からないことはたくさんある。その辺りを本連載でじっくりと調べていければ、と思っている。
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