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続々と増え続けるAmazon Echoファミリーの選び方山口真弘のスマートスピーカー暮らし(3/3 ページ)

スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回は続々増え続けるAmazon Echoファミリーの各製品の違いについて、改めてバイヤーズガイド的な視点で紹介しよう。

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Echo Input(2980円)

Amazon Echo
手持ちのスピーカーをスマートスピーカーに変身させる「Echo Input」

音質のよさ  :(評価なし)

設置のしやすさ:★★★★★

リーズナブルさ:★★★★★

 Echo Inputは、スピーカー機能を持たない、いわばEchoの心臓部だけを独立させた製品で、市販のスピーカーを接続して使用する。余っているスピーカーを有効活用したい場合や、スピーカーにこだわりがあってEchoの内蔵スピーカーでは満足できない場合に候補となる製品だ。有線スピーカーの他、Bluetoothスピーカーにも対応する。

 価格も2980円と安く、手軽にEchoの各機能を試せるが、スピーカー部分が切り離されていることから、例えば音が出ないなどのトラブルが起こった時は、自力で原因を特定し、解決する必要がある。そうしたトラブルシューティングに自信がなければ、Echo Dotなど、価格が近いスピーカー内蔵モデルを選んだ方が安全だろう。

Amazon Echo
アクティブスピーカーに接続したところ

これ以外にはどんな候補が?

 これ以外の候補としては、複数のメーカーが販売しているEcho互換機が挙げられるが、呼びかけに使う名前、いわゆるウェイクワードが「Alexa」に固定されていて変更できないなど、何らかの機能制限があることが多い。製品のライフサイクルも不透明で、個人的にはあまり積極的にお勧めしない。

 一方、Amazonのタブレット「Fire」シリーズのFire HD 10はShowモードと呼ばれる、Fireを画面つきスマートスピーカーとして使うためのモードが用意されている。元がタブレットということでマイクの感度はスマートスピーカーには劣るが、こちらはEchoとほぼ同じ機能が使え、また価格もリーズナブルなので、使い方によっては候補に入れてもよいだろう。

 次回は、これらをひっくるめたEchoファミリーの中から、最初に選ぶべき1台はどれかを、条件別にチェックしていく。

Amazon Echo
タブレットの「Fire HD 10」をShowモードに設定することで、スマートディスプレイ「Echo Show」に似たAlexa端末として扱えるようになる
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