検索
インタビュー

マウスコンピューターが沖縄でPC組み立てやプログラミング講座を開催する理由(3/3 ページ)

マウスコンピューターは、8月3日〜4日にかけて沖縄コンベンションセンターで開催された、小中学生対象の体験イベント「夏休みこども自由研究in沖縄コンベンションセンター2019」に出展。組み立て教室などを実施した。

Share
Tweet
LINE
Hatena
前のページへ |       

マウスコンピューター製PCを使ってプログラミング講座を開催

 また、マインクラフトとは別に、教育用マイコンボード「micro:bit(マイクロビット)」を活用したプログラミング体験も用意。会場では時間ごとに区切って、1日で5回同じ内容が行われた。これのために、日本マイクロソフトのスタッフが来て、講師役や子供たちが分からないことをサポートするアドバイザーを務めた。

マウスコンピューター
プログラミングの体験コーナーにはイラスト風の案内板が用意されていた

 このプログラミング体験は、Windowsストアアプリ「MakeCode for micro:bit」をマウスコンピューターのPCにダウンロードし、micro:bitをPCにUSBケーブルで接続してプログラミングしていく内容だ。

マウスコンピューター
手のひらサイズのmicro:bitをPCに接続して使う

 micro:bitは、手のひらサイズながら25個のLED、2個のボタンスイッチの他、ARMのプロセッサ「Cortex M10」、加速度センサー、磁力センサー、無線通信機能などを搭載したシングルボードのコンピュータだ。アプリからmicro:bitに対してどんな信号を送るのか、どんな内容のプログラムを施すのかなどを指示していく。

マウスコンピューター
micro:bitには加速度センサーや磁力センサーなど色々と機能が付いている

 例えば、LEDに数字や文字、アイコンなどを表示させるといったことも、アプリ上から操作していく。

マウスコンピューター
micro:bitにはLEDやスイッチが付いた面とセンサー類が並ぶ面がある
マウスコンピューター
Windowsストアアプリ「MakeCode for micro:bit」の画面
マウスコンピューター
MakeCode for micro:bitを使ってプログラミングしている様子

 アプリは至ってシンプルなUIで、Webベースでブロックを組み合わせながらプログラミングができる。画面の右側にはどんな指示をするのか、内容をカードごとに分別し、余分なカードは破棄するなど、直感的に操作できるのが特徴だ。

マウスコンピューター
MakeCode for micro:bitの画面右側には、どんな指示をするのかといった色分けされたカードを配置する

 参加した親子は楽しそうにプログラミングしていた。中には暑い沖縄の会場ということもあってなのか、LEDに温度を表示するようにプログラムし、簡易的な温度計を自作している子供もいた。

マウスコンピューター
micro:bitのLEDを使って文字や数字といった情報を表示できる
マウスコンピューター
参加した親子は楽しそうにプログラミングをこなしていた

 micro:bitには小さなスピーカーも付いているため、DTMとまでは言えないが、簡易的に作曲してmicro:bitから音を鳴らすことも可能だ。日頃から音楽教室に通っている子供も参加しており、マウスとキーボードを使って、ファミリーマートの入店音やマクドナルドの店内音などを再現していた。

マウスコンピューター
MakeCode for micro:bitでは、キーボードも表示できるので作曲できる
マウスコンピューター
説明書を使って丁寧にプログラミングの手順を教える講師

 マインクラフトの担当者は、micro:bitをマウスコンピューターのイベントで採用した理由について「2020年には日本でも小学校からプログラミング教育が必修化し、いよいよコンピューターやITなどを駆使した教育が本格的な展開期を迎えようとしています。micro:bitとMakeCode for micro:bitは、直感的にハードウェアとソフトウェアの両方を楽しく体験できます」と説明した。

マウスコンピューター
プログラミングの体験コーナーは、学校の授業のようなスタイルで行われた。
前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る